BCJヨハネ受難曲プロジェクトだん。
神戸と
東京で、
それぞれに、とても特別なひとときとなりました。
ヨハネ受難曲って登場人物がみんな人間味丸出しで(当然ですがイエスは除く)、
群衆の興奮して叫ぶ様子など本当に激しく、
だからこそひとつひとつのコラール(賛美歌)がすごく心に沁みて、
マタイに負けず劣らず大好きな作品なのだけど、
結局、最後の合唱曲Ruht, wohlと最後のコラールにもっていかれてなんかズルイなぁ…
ほら今日も涙溢れちゃったよ…って毎回思うのですが
最後をここまで思いっきり表現して感動したのって初めてだったかも✨
定期デビューの鈴木優人マエストロ、おめでとうございます!!大役お疲れ様でした。
新たな感動をありがとうございました!!
デュエットする夏美さん&あずみさんのカッコいいお背中、
通底の皆様による大地震(笑)、
いつも素敵なきよみさんの笛の音、
そしてソリスト陣は皆様本当に素晴らしく(我らがアルトソリストのロビンには泣かされた…)、他にも書ききれないくらい素晴らしい瞬間がたくさんあって、
こういう方々とご一緒できる幸せを、参加しはじめて何年経とうとも新たに感じられるって
すごいことだなと思います。
そんな中、私はバスのソリストであるドミニクにとりわけ拍手を送りたいと思います。
迷いながらも結局イエスを十字架へと送ってしまったローマ総督ピラトの役をドミニクが語りました。
捕らえられたイエスと、尋問するピラトのやり取りはどんどん緊迫していくのですが、
この語り(レチタティーヴォ)での言葉回しの表現の多彩さ、間合いが、空間とドラマを創っていました。
こういうのこそまさに「いい仕事」。
すごく尊敬します!
さらにwohin?のアリアではバリバリと緊迫し、
イエスが死んだ後のアリアでは温かく確信を持った声で皆を包んでくれました。
素晴らしかった!!
というわけで、記念碑的なプロジェクトに参加させていただけて光栄でございました。
ご関係の皆様、お疲れ様でした!
今回もありがとうございました!!
このチラシの色合い、好きだったなぁ。
私の中では、ヨハネは深い青、マタイは深い赤のイメージ。