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オペラ「パルテノペ」 初ミーティング!

昨日は、11月のオペラ「パルテノペ」の初顔合わせでした♪

もう一回チラシ載せちゃいましょ♪
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日本ヘンデル協会 コンサートシリーズvol.17

ヘンデル:オペラ《パルテノペ》全曲(日本初演)

11月23日(祝・金) 
16:00開場/16:30開演


渋谷区文化総合センター 大和田さくらホール

パルテノペ: 藤井 あや
アルサーチェ: 上杉 清仁
ロズミーラ: 高橋 ちはる
エミリオ: 及川 豊
アルミンド: 民秋 理
オルモンテ: 加藤 直紀

演出: 原 雅巳

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初ミーティングは、
キャスト6人と、演出の原雅巳さんと、字幕を担当してくださる諏訪羚子さんもいらして
チェンバロでご参加くださる伊藤明子さんのお宅で行われました。
事前に原さんから、自分の歌う役について、
どんなイメージを持っているか聞かせてほしいので
台本を読んできてほしい、とのお話がありました。

私の演じる「ロズミーラ」は、キプロスの王女。
だけど、最初に登場するときには、その素性は隠し、
男装して「エウリメーネ」と名乗って現れます。

なぜ、素性を隠し、男として突如現れたのか。

自分を捨てた男、アルサーチェが
女王パルテノペの元にいる、という噂を聞きつけてのこと。

アルサーチェのことは、憎い。
でも、ただ憎いだけなら、
刺客を送り込むとか(!)、
パルテノペに密告して、アルサーチェとの仲を裂く工作をするとか
自ら異国に乗り込まずとも、自分を捨てた男への復讐のために
いくらでも作戦を立てられたと思います。
なにしろ王女様なんですから。

だけど、ロズミーラは自らやってきた。
やっぱり、憎い、悔しい、という気持ちよりも
「アルサーチェに会いたい」という気持ちが一番強かったのだと思います。

パルテノペへの嫉妬と、アルサーチェへの恨み、というか
「私、悲しかったんだからっ!」という思いをぶつける一途さが
この「男装して素性を隠して現れる」という無鉄砲な行動を
取らせているのだと思います。


・・・さーて、このキャラクターを
どう表現するのか。
アリアなどでは、「ひとつの感情」を
濃く、クローズアップして表現するのが大切、とのこと。
さらに、今回は自由に動いてよいわけではなく、
バロック・ジェスチャーのセオリーに則って動かなくてはいけないので
そこで、演出の原さんが
「演じ手が自分のキャラクターをどう捉えているか」ということを
しっかり聞き取りしてくださった上で、これから演出をつけてくださる、というわけ。

オペラのお稽古の最初に、
こんな風に、その作品について話し合える場を持てるなんて・・・
(たぶん)めったにないことだと思います・・・そうでもないのかな??

うれしいなー。
なにしろ、超初心者なもので、
実はかなりドキドキしていたのです。
このミーティングに参加させていただいたことで
これからのお稽古がとても楽しみになりました!!

このブログをご覧の皆様にも、ぜひぜひ本番を観ていただきたいです!
がんばりますので・・・よろしくお願いしますっ☆
ご連絡、お待ちしておりますよ。

by takahashi_chiharu | 2012-09-11 21:54 | リハーサル日記 | Comments(0)