東京音大伴奏科修演 ホールリハ

昨日は、東京音大で
伴奏科の修士演奏会のための、ホールリハーサルをしてきました!

東京音大の大学院には「伴奏科」があります。
歌の伴奏としてのピアノ、器楽とのアンサンブルでのピアノを専門に勉強する科です。
この科がある大学(院)は、日本ではまだ少ないですが
伴奏ピアニストさんを必要とする私たち歌い手や器楽奏者からすると
ぜひぜひ、発展していただきたい分野です!

ご一緒しているピアニストさんは
私と、コルンゴルトの「素朴な歌」作品9を演奏し、
さらにチェロとのアンサンブルでR.シュトラウスとシューマンの作品を演奏します。

年末年始も、合わせを重ねて
ずいぶん、いろんなことから自由になってきました。
楽譜に書いてあるから、こういう打ち合わせをしたから、という
約束事としての表現ではなく、
テキストを語るための手段としての、いろんなこと。
「前奏が始まったところからお話がはじまって、
こうで、ああで、それで、こうなって・・・と全部語って、
そして最後の一音までお話の中にいられるといいね」
というようなことを、ピアニストさんと言い合って。

私も彼女も、やっと曲が体になじんだ気がします。

そして迎えた昨日。
ホールでのリハーサルの前に、レッスンに伺いました。
秋から、ピアニストさんのレッスンに同行し
彼女の伴奏で私が歌うのを先生に聴いていただき、
アドヴァイスをいただいてきましたが
昨日が最後のレッスンでした。

先生も感慨深いご様子。
2年間で、本当によく成長したね、と。

いざ、ホールでのリハーサル。
コルンゴルト、シュトラウス、シューマンと
すべて演奏すると、演奏だけで合計50分以上!
すごい。
けど、リハーサル時間は一人1時間と決まっていて
そのなかで、ピアノの位置を決めたり、ピアノと歌、チェロのバランスを聴いてもらったりと
時間との戦いです。

ホールで演奏してみると、
小さいお部屋で演奏していたのとは響きが違うので
自分の声がどう聞えていっているのか、に意識がいってしまって
ちょっと、ピアノとのアンサンブルへ耳を働かせるのが、おろそかになっちゃったかなぁ。

でも、先日の「ロ短調」の、5日のリハの際に気づいたことがあって
それは、「頑張らなくても聞える」ということをもっと信じてよい、ということ。
「ロ短調」では、ソリスト5人だけでのアンサンブルをする部分がけっこうあったのですが
普段は(他の団体では)合唱団全員で歌っているわけで
ソリスト5人で歌っても、合唱団全員で歌っても、
歌と一緒に演奏してくれるオケの編成は変わらないわけで
(オケの皆様がいくら繊細に演奏してくれたとしても)ソリスト5人では聞えづらいんだろうな、
と思っていたのですが、
録音を聴いてみると、思った以上に聞えている。
へーっ、結構聞えるもんなんだなぁ・・・なんて。
(もちろん、オケのみんながバランスに配慮してくれてるから、というのを加味した上で)
楽器の音と、人の声では音質が違うから聞える、って言うけど
これが、そういうことなんだな、と。
なーんだ、だったら頑張りすぎないほうがいいんだー、と。

いつも、なんとなく頑張っちゃうんですよね。特に中間~低音。
聞えるかな?って不安になって、
頑張ってる自分の体の感覚に頼りたくなるというか。

昨日は、その「ロ短調」で感じたことを生かして
やりたい表現以上には、がならないようにしよう、と。

で、昨日の録音を聴いても、
やっぱり聞えてる♪♪よかったー。

いいこと勉強できたかも。
・・・いや、今までも「がんばりすぎないで」といわれることありましたけど
自分でその感覚をつかめないと納得できないところがありまして。
あと、声がはまりにくい、すっぽ抜けやすい中間音が
昔よりもましに歌えるようになってきたというのもあると思います。


よーし。
あと1週間、隙間なくブラッシュアップしていきます!

大学院の修士演奏会というのは、
普通の大学だったら卒論、卒業試験みたいなもので
みなさん、1年かけて、演奏を練りこんできます。
当然、曲に対する思い入れも深くなるし、気合の入った演奏ばかりです!
入場無料で、どなたにもお入りいただけますので
1月17日(火)、平日のお昼間ですが、お時間ある方はぜひおでかけください!
東京音楽大学のキャンパス内、A館という建物の中あります
「100周年記念ホール」で演奏します!
朝11時から?夕方5時くらい?まで次々と演奏が行われますが
私の出番は14:10から、お昼休憩終わって、後半のトップバッターとなります。

伴奏科の学生さんたちの学びの集大成を
多くのお客様に聞いていただきたいです♪
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by takahashi_chiharu | 2012-01-11 10:54 | リハーサル日記 | Comments(0)