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オルガンと歌うということ

昨日は、4/29に予定しているチャリティコンサートの合わせをしていただきました。
オルガンの米沢さんがオルガニストを務めていらっしゃる教会へ伺っての練習。

バッハのカンタータなどで、舞台上で使用しているポジティフ・オルガンとは異なり
今回は、教会に設置されているパイプオルガンと共に演奏します。
オルガンは基本的には音「量」は変えることができません。
いろんな種類の音が出るので、その中から曲に似合う音色を選び出し、
曲の部分に合わせて変える→音質によって聞こえ方が変わる
さらに、いくつかの音を重ねる→音「量」が増える
ということで変化をつけているのですね。
ピアノは、演奏者のタッチで音「量」も音「色」も変わります。
そこがオルガンとピアノの大きな違いだと思います
(間違い&説明不足ありましたらぜひコメントください~)

また、オルガンは音の立ち上がりと終わりが非常にくっきりしています。
ピアノは立ち上がりの音色を決めるのはピアニストのタッチによりますし
終わりはくっきりさせることもぼやかすこともできます。
子音を伴っての発音の立ち上がりと
音を伸ばしたときの終わり方
こういう部分で、もっとオルガンと一体化したほうがいいな・・・
と同時に、オルガンの音色の中に溶け込むように終わっていったり
終わりだけじゃなく、母音の音色をもっと丸くするとか、
オルガンが和音を持続させている中で、はっきり子音を発音して終わったり
いろいろ、もっと意識して工夫する必要があるな・・・

などなど、探りながら何度か歌わせていただきました。

とはいえ、昨日の会場は本番をさせていただく教会とは違う教会だったので
本番を行う山手教会で、山手教会のオルガンと歌ってみないと
本当のところはまだわからないので、
昨日は「お試し」という感じでした。
本番は、どんな感じになるかなぁ。
来週、山手教会でリハーサルをさせていただけることになっています。
歌わせていただくのが楽しみです♪♪

それにしても、
ピアノ、オルガン、チェンバロなどの鍵盤楽器の方は
おうちにも楽器があって、練習なさるでしょうが
本番に使用する楽器に触れるには、直接会場に出向く必要があるし、
むしろ、たいていの場合、本番の日しか触れることができなかったりしますよね。
大変だなぁ・・・偉いなぁ。。。
などと思ってしまいました。

声なら、毎日、いつでも触れることができる。
・・・けど、毎日コンディションが違うのが問題で(笑)

そこを安定させていくための「テクニック」なんですよね。
あらためて。

by takahashi_chiharu | 2011-04-20 10:03 | リハーサル日記 | Comments(0)