先日、高校の恩師である小林利道先生を偲ぶコンサートがありました。
私はブラームスの歌曲を歌いました。
自分が大好きな曲を先生に聴いていただきたかったから。先生、押し付けですみません。
…なんだろう、いつでも「念」のみで歌ってるみたいな、技術が伴わない歌で…そんなの自己満足じゃないか?と思いますが、客席の空いた座席に先生が座っていることにさせてもらって、歌いました。
最後まで泣かずに歌ったから、それだけは頑張った。
先生に少しでも届いているといいな。褒めてくださらなくていい、むしろダメ出ししてほしい。
先輩方は、皆様日本歌曲をプログラムに入れていらっしゃいました。皆様素敵だった…
私自身も、私の日本語歌唱は高校時代の恩師のご指導が基盤になっていると思っています。が、私は日本歌曲をプログラムに入れる勇気がなかった…
けど、恩師の音楽のDNAは私の中にも組み込まれていて、いま、とある合唱団で「大地讃頌」を歌っているのですが時間が全然、全然足りません。小林先生、本当にありがとうございます。
私の、偉大すぎる歌の師匠である小川明子先生がコンサートのトリを務められましたが、「くちなし」も「初恋」も素晴らしかった。ますますしみじみとしていらっしゃって、あー先生また次のステージに行かれてしまった、と思っていました。泣いた。
自分の出番が終わった後で、伴奏して下さった香取あさ先生とお写真を。
あさ先生のお衣装は、お義母様のお着物を仕立て直したものだそうで、しなやかで軽い生地、色も素敵でとってもお似合いでした!
今回のコンサートのプログラムは超豪華永久保存版なもので、つぼみの会のメンバーや寄稿して下さった先生方による小林先生との思い出と、先生のお写真などなど盛りだくさんの内容となっております。
小林先生とのお写真をもうひとつ、2016年小林先生傘寿のお祝い会の時のもの。
こうして写真を改めて見てみると、高校生の時からお世話になりっぱなしのあさ先生と写っている写真も、プログラムに載せていただいた写真も、小林先生傘寿のお祝い会での写真も、なんちゅうか甘えてダレてる私が写っていて、普段他所では見せていないはずの、奥の方にしまっている私が写ってるのかもしれないな…と思ったり。
先生〜💕とか、先輩〜💕とかいって可愛くいくのが下手な、あんまり寄り付かない可愛くない私を、いつでも温かく迎えてくださるつぼみの会。
この場が生まれるきっかけとして、たくさんの方に音楽の灯をともしてくださった小林先生、会を作り支え続けてくださっている先輩方、素晴らしい会員の皆様、そして会場にお運びくださったお客様、
本当にありがとうございました。