寅さんに会いに。

両親のお供をして、初めて柴又へ行ってきました。
あいにくの雨でしたが。。。(今日はこんなにいい天気なのがうらめしい!)

京成線で柴又へ。
さっそく寅さんにお出迎えしていただいて。

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ちょっと暗いですが。。。

帝釈天の参道を通って、お参りに向かいます。
「くるまや」のモデルである「高木屋老舗」。

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お店の中には寅さんのための「予約席」と、寅さんのお写真が飾ってありました。

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帝釈天の立派な門。

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この門が目に入ってきたとたんに、
「男はつらいよ」で帝釈天のシーンになるといつも聞こえてくるあの音が・・・

鐘の音と、読経に合わせて叩かれる木魚の音。

ゴーーーン・・・・ コンコンコンコン・・・・

・・・って、わかりますか??
私的には「わぁー映画とおんなじだー!」と思って、とてもうれしかったのですが。

帝釈天をお参りしたあと、「寅さん記念館」へも行きました。
ここでは寅さんがフーテンになるまでの生い立ちが紙芝居仕立てで紹介されたり
「くるまや」のセットが、映画そのままに再現されていて
細かいところまで作りこまれているのを直接見ることができます。
ほかにも台本や小道具なども展示してあって、
相当楽しめましたよ♪♪
「男はつらいよ」シリーズを一つでも見たことがある人には、本当にオススメです!


実家を出てしまうと、こうして両親と長い時間を過ごすこともまれになるので
久しぶりに、楽しい時間を過ごすことができました。
人よりもながーくながーく学校に居続け、海外へも行き、心配をかけ通しな私に
さして説教がましいことも言わず、そっと見守り続けてくれた両親。
これからは、歌い手としての活動を広げていくことで
「見守っていて良かった」と思ってもらえるようにしていけたらいいなと思います。
そしてたまにはこうして一緒に過ごしつつ、ね。

# by takahashi_chiharu | 2010-04-08 09:26 | 日々のこと | Comments(0)

さくら、そしてドヴォルザーク。

今日は、ひさしぶりの、なんにも予定のない日!!!
ものすごくあったかくて、体も心もゆる~っと出来そうな日。

朝から洗濯をし、お風呂掃除をし
午後からはこまごまとした用事を済ませるために自転車でゴー。
ご近所のいたるところで、桜が満開・・・
桜の木をめぐって、ふらふらと寄り道。
昨日は雨だったし、今日はだんだん風が強くなってきたから
もう散っちゃうのかな。。。と思っていましたが
まだまだ、花の盛りでした☆

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写真は近所の小さい公園。
近くにある別の公園ではたくさんのこどもたちが遊んでいたのに
こちらは、ひっそりとしていました。

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鉄棒とすべり台と桜。
なんとなく、ノスタルジー。

そして。
今日は、4月28日にある横浜交響楽団さんの定期演奏会で演奏される
ドヴォルザークの「レクイエム」の自主練に勤しみました。
この作品、けっこうスケールが大きいです。
ドヴォルザークがチェコでの名声を獲得し、その地位を不動のものとしていた壮年期の作品。

今回は、アルトのソリストとして参加させていただくのですが
ソリスト4人によるアンサンブルが非常に多い。
なので、他のソリストさんとお会いしたときに、
アンテナを張りめぐらせて、バランスをとりながら歌えるように
自分のパートをきちっと歌えるようにしておく必要があります。

横浜交響楽団さんと共演させていただくのも、
神奈川県立音楽堂で歌うのも、すごく久しぶりだし
共演の、ソプラノとテノールのソリストさんは昔からの歌の仲間なのですが
ご一緒するのはとってもとっても久しぶり、という
「久しぶり尽くし」な演奏会となりそうです。
ゴールデンウィーク突入直前!という日にちですが
お時間ありましたら、ぜひお出かけくださいませ♪

# by takahashi_chiharu | 2010-04-06 22:06 | 日々のこと | Comments(2)

TLS→レッスン→コンサート。

わたくし、東京レディース・シンガーズ(略してTLS)という団体でもお世話になっています。
基本的に、アンサンブルや合唱のなかで歌うことが好きなんです♪
4月17日に韓国で演奏会をさせていただくことになっていて、
今はその練習をしています。
韓国語の歌も1曲ご披露する予定です。
音楽で国際交流ができたらすばらしいですね。


お昼過ぎに練習が終わり、移動して
今度はレッスンを・・・
といっても、この場合の「レッスン」は、私が先生です!
発声をして声を立ち上げるところから曲の練習までをさせていただいています。
ヴォイストレーナーとして、合唱団の方々や個人でついてくださる方に接する中で、
「より気持ちよく声を出すにはどうしたらいいか」を探っていくとき、
必ず、自分自身の声の出し方を振り返ることになるので
毎回、私のほうが勉強させていただいているなぁと思います。。。

私は、「歌の先生」にすごく恵まれてきた、と思っています。
大学受験のときからお世話になっている先生、大学でお世話になってきた先生、
留学先のウィーンでついた先生。
どの先生も本当に明るく楽しく、私の声を引き出してくださいました。
だから、私もそんな先生になれたらいいな、と思っています。


夜は、またまた移動して
東京文化会館小ホールで【リカルダ・メルベート(ソプラノ)歌曲の夕べ】を聴きました。

このホールは、6月にリサイタルをさせていただく会場です。
なので、歌とピアノの音量のバランスや、声の響き具合など
「私がここで歌う時には・・・」と頭の中でシュミレーションしながら
聴いてしまいました。。。
もっと素直に、歌の世界を楽しまないといけないですね。笑。

しかしプログラムの一番最後で
ワーグナーの「ヴェーゼンドンクの五つの歌」が歌われ、
そこでは急に涙がこみ上げてきてしまって・・・

この曲は、
ワーグナーがスイスに亡命していたときに援助の手を差し伸べてくれた
ヴェーゼンドンクさんという裕福な人がいたのですが、
その人の奥さん(マティルデさん)とワーグナーが、恋仲になってしまった時期に書かれたもの。
詩をマティルデさんが書き、音をワーグナーが書いた、いわば二人の合作。
・・・こういうのを「不倫は文化だ」っていうんでしょうか。。。
不謹慎?
でも、許されざる仲である二人の作品らしく、
憧れ、やるせない思い、諦め、陶酔・・・
深い情感に満ちた、すばらしい歌曲集です。

歌い手さんもすばらしかったのですが、
ピアニストさんがこれまたすっばらしかった!
ピアノを弾いているのに、まるでオーケストラの演奏を聴いているかのように
うつろう音色、ダイナミックな表現!
きっと、ワーグナーの音楽が大好きなんだろうな♪と思いました。


やはり、良い演奏を聴くというのはモチベーションが上がりますね!!

# by takahashi_chiharu | 2010-04-06 00:27 | リハーサル日記 | Comments(0)

アルマ・マーラー合わせ -リサイタルへの道 その1-

「演奏会のご案内」にはすでに載せていますが、
6月20日(日)にリサイタルをさせていただきます♪

********************
【高橋ちはる メゾソプラノ・リサイタル】
6月20日(日) 13:30開場/14:00開演
東京文化会館小ホール(JR上野駅公園口すぐ)

☆プログラム☆
J.Brahms  ヨハネス・ブラームス
  An eine Äolshalfe Op.19-5   エーオルスのハープに寄せて
  Lerchengesang Op.70-2   ひばりの歌
  Verzagen Op.72-4     落胆
  O kühler Wald Op.72-3   おお涼しき森よ     他

A.v.Zemlinsky アレクサンダー・フォン・ツェムリンスキー
  Irmelin Rose und andere Gesänge Op.7
  ばらのイルメリンと他の歌 作品7

A. Mahler アルマ・マーラー
  Fünf Lieder  五つの歌

A. Schönberg アルノルト・シェーンベルク
  Vier Lieder Op.2  四つの歌 作品2

A.Berg  アルバン・ベルク
  Sieben frühe Lieder 七つの初期の歌
********************

これから、「うたごよみ」にシリーズで
リサイタルへ向けての準備のあれこれを記していきたいと思います。

今日は伴奏をしてくださる千葉かほる先生との練習。
共演者の方と一緒に練習することを「合わせ」といいます。

歌をうたうとき、たいていの場合、そこには
ピアノや楽器で伴奏してくださる共演者がいます。
無伴奏でハモってくれる人もなく歌うということは、あまりありません。
(無伴奏の歌曲にも美しい作品がありますが、数は少ないです)

私が普段取り上げる歌曲は、そのほとんどがピアノが伴奏してくれる曲です。
伴奏をしてくださるピアニストさんとの合わせでは、基本的には
歌とピアノの音量のバランスやそれぞれが感じている速度や音量の
すり合わせ等をおこないますが、
さらには、演奏する曲やその歌詞に対して持っているイメージや
言葉の解釈についても、
お互いに思っていることを自分の表現で伝え合って
(足りない場合には言葉も補足して)、
何回か繰り返して演奏しながら、
歌い手とピアニストそれぞれが納得いく表現を目指していきます。

ひとつの曲の演奏を、二人で創りあげていく作業、
それが合わせだと思います。


…なーんて、まどろっこしく書けばそういうことなのですが

「ここは大きな翼を広げた感じで~」
「まだ恋は知らないですよね、この子…」
「雲の上で星がまたたいてる感じ」

なんて、曲に対する想像を膨らませながら、しばしば話が脱線しながら、
楽しく練習させていただいています。

で、今日の課題曲はアルマ・マーラー(1879 - 1964)の「五つの歌」。
この人は、グスタフ・マーラーの奥さんだった人です。
画家のお父さんのおかげで、小さいころから家には芸術家が出入りし
おませな女の子に育ったようです。
音楽の才能を早くから発揮して、
ツェムリンスキーという人を家庭教師にして、作曲の勉強を始めます。
「五つの歌」はツェムリンスキー先生の元で書いた曲たち。
若い女性らしい、物語の1ページを垣間見せるような甘い音の世界。

1曲ずつ、
歌ってはあーだこーだ言いあい、
試して歌ってみて、次へ進み、
またちょっと話が脱線したりして、
戻ってきて歌い・・・

あっという間に時間がすぎてしまいます。
でも、この時間がすっごく大切だし、楽しいんです。
私たちだけの曲をつくる、作戦会議だから☆

今日の合わせは録音してありますので、
明日からは、これを聴きながら、その場ではやれなかった試みや
二人で出し合ったアイディアをもう一度、一人で試してみます。
こねたパン生地が発酵して膨らむように、自分の中で練れてきたら
今度は歌の先生に聞いていただきます。


・・・とはいえ、今日は5曲のうち半分くらいしかできませんでした。。。
でも、解釈にもっとも迷っていた曲について道筋が付いたので、よしとします。

そして、昨日まで「BCJマタイモード」だったので、
やたら自由に歌ってたり、勝手にmessa di voceしてたり
ちょっと影響が残ってました。。。
耳からの影響というのは、大きいなと改めて実感。

さて。
あっという間に日にちは過ぎていくので
どんどんこねて、膨らませていかなくては!

# by takahashi_chiharu | 2010-04-04 22:09 | リサイタルへの道2010 | Comments(2)

バッハ・コレギウム・ジャパン「マタイ受難曲」@彩の国さいたま芸術劇場

昨日に続き、BCJでのマタイ公演でした。
今日は、与野本町(さいたま市)にある
彩の国さいたま芸術劇場の音楽ホールでの演奏でした。
今週は、毎日ここでお稽古が行われていたので、響きに慣れていたというのもあり
昨日よりも、リラックスして本番を迎えることが出来たと思います。

彩の国のホールは、客席数600席ほど。
響きも柔らかく、お客様を身近に感じることができて、力まずに歌える
とても良いホールです。
そのおかげかどうかはわかりませんが、
ソリストさんたちは、昨日にも増して自由闊達に表現していたなぁ・・・
いい意味で「人間臭い」というのか、
どのソリストさんも、みんな
熱い血が通っているんだ、というのがバンバン伝わってくるような歌をうたってました。
またしても、舞台上にいるにも関わらず、ポロポロと涙が。。。

楽器の皆様の熱演も、本当にすばらしかった。
すばらしい方ばかりで、自分も舞台上にいるということを忘れそうになるくらい
うっとりと聴き惚れてばかり・・・だったのですが、特に挙げるとすれば
アルトのアリア「Erbarme dich」での若松夏美さんのソロ、
そしてバスのアリア「Gebt mir meinem Jesum wieder」での高田あずみさんのソロ。
見ていると、お二人とも本当にしなやかに自由に弾いていらっしゃる。
夏美さんの切々と歌う旋律も、あずみさんの威厳さえ感じさせる弓さばきも
そのニュートラルな体の状態から来ているように感じます。

ああ、決して欲をかくのではなく
でも積極的に、「攻め」の表現をしたいなぁ。
私もいつか、「マタイ」でアルトソロ歌いたいなぁ~♪


そして今年の「マタイ」では、最後の曲が終わったあとに
Jacob Handl(1550-1591)の「Ecce quomodo moritur」というアカペラの曲を歌いました。
私が知る限り始めての試み。
興奮をおさめて、静かに終わる「マタイ」もいいものですね。

・・・ずっと熱いテンションで歌い続けてきた我々にとっては
ちょっぴりスリリング、気持ちよく集中するひととき、なのですが・・・



気が付けば桜が満開。
少しでもお花が長くもちますように・・・

# by takahashi_chiharu | 2010-04-04 00:19 | 演奏会記 | Comments(2)