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先週末と、今週末

週のまんなか水曜日ということで
先週末あった演奏会と、今週末の演奏会のことなど。

先週末は、東洋英和女学院OGの皆様による
「メサイアをうたう会」の「Early Summer Concert」でした!
麻布十番の小高い丘の、校舎の一角を占める大講堂で
歌わせていただきました。
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講堂の入り口。立派ですね~。
一度、リニューアルされたのだそうですが、
中も、天井が高く、大きなパイプオルガンが配置されて
趣のある空間でした。
指揮は辻秀幸先生、ソリストとして佐竹由美先生
共演させていただきました。

「メサイアをうたう会」という名前でありますが、
今回のメインはモーツァルト。
私はミサ・ブレヴィス(ニ長調、K.194)でソリストをさせていただきました。

本来この作品は混声4部で歌われ、ソリストも男女2人ずついるわけですが
今回は「女声合唱版」ということで、合唱も女声3部、
ソリストもソプラノⅠ、ソプラノⅡ、アルトの女性3人で。
本来4人でハモっていたものを3人でハモれるように編曲されていて
しかも男性はいないので
アルトの守備範囲は、いつもより少々低めの音域でした。
しかも合唱の合間にちょろっ、ちょろっとソロの歌う部分が現れるので
かえって難しかったかも・・・
でも、いつも課題である中間音の声のはめかた、
そして低音へのつなげ方・・・
オケ合わせではかなり力んでしまって空回り~だったのですが
当日のGPの際、辻先生が合唱団の皆様に
「もっと言葉を歌って!
Patrem omnipotentem のところ
「なんでもできる父ちゃん」って言ってごらん!」
と仰っていて、思わずくすくす笑いつつ
そうなんだよな・・・その思いを歌わないと意味ないんだよな~
開き直って!力まず吼えず、言葉を・・・ と自分に言い聞かせ
本番では、何かひとつ壁が取れたような気がしました。
楽しかったし。

いろんな角度から、大変勉強になりました。

そして・・・今回のプログラムで素敵だったのは
佐竹先生のモーツァルトのモテット「踊れ、喜べ、幸いなる魂よ」が聴けたこと♪♪
佐竹先生は芸大で門下の先輩でもあり
英語の歌曲の研究をされていて、
何度か演奏を聞かせていただきましたが
モーツァルトは、いつかぜひ先生の素晴らしいお声で聴いてみたい・・・と
思っていた、まさに「ドンピシャ!」なプログラムでした☆
はぁ~、「鈴を鳴らしたような声」とはまさにこのこと。
ミサ曲でご一緒しても、先生の周りの空気が共鳴しているのが
感じられるほど・・・
楽屋でも気さくにいろんなお話をしてくださって、
ご一緒できて本当にうれしかったです。

打ち上げの席でも、
辻先生と団員の皆様との丁々発止のやりとりが連発!で
笑いっぱなしのひと時でした。
辻先生やオケの方々のいろんなお話も伺えて
自分の声のこと、勉強すること、いろいろ考えるひと時でもありました。
また、団員の皆様の、
(おいくつになられても)女子高特有の「キャッキャ☆」とした
和気藹々とした雰囲気が、
私も女子高経験者ですので、大変懐かしく
ほんとうに、あたたかい会でもありました。

いいなー。
きっと皆様、楽しい学生生活を送られたのでしょうね。

辻先生、佐竹先生、共演くださったオケの皆様、
メサイアをうたう会の皆様、
本当にありがとうございました!

またいつか、歌わせていただけたらうれしいなぁ。


そして。
今週末は志木第九の会の定期演奏会。
今回はヴェルディ「レクイエム」を演奏します。
私はいつもヴォイストレーナーとして練習に伺っていますが
今回は、合唱団員として本番の舞台に乗ります!
本当は去年の9月に演奏するべく準備を進めていましたが
本番の会場に震災の影響から補修工事が必要なことがわかり
6月に延期となったので、
ここまで1年半ちかくかけて、じっくり練習を重ねてきました。
実は私・・・「ヴェルレク」初体験☆
ドラマチック!というイメージの強い曲ですが
緻密な音楽作り、繊細な表現も存分に必要とされる、奥の深い曲です。
そして、ヴェルディのオペラ「ナブッコ」からも抜粋で演奏します。
こちらもとってもかっこいい。
内容の深さと共に、スポーツするような感覚で
健康的な声を出したいなぁと思います。
ソリスト陣も素晴らしいです!
今をときめく方々ばかり。
オケ合わせと本番が楽しみです!!

この合間に、
6月末に待っている二つの演奏会の準備などなどしていきます☆

by takahashi_chiharu | 2012-05-30 20:23 | 演奏会記 | Comments(0)

フィッシャー=ディースカウのことなど

またちょっと間があいてしまいましてすみません。

新しい家の整備をすこーしずつ進めたり、
新しい曲の譜読みを始めたり、
実家の家族と集まったり

日々ぱたぱたと過ごしておりますが。


ドイツリートの巨星、
ディートリッヒ・フィッシャー=ディースカウが亡くなりました。

このことを知ったとき、あまりにショックで(+酔っ払ってたのもありますが・・笑)
「なんちゅうこっちゃ~」
と4回くらい言ってしまいました
(注:連れがいたので辛うじて独り言ではなかったですが)。

私の友人が
「彼が亡くなるなんて思いもしなかった」
と言っていましたが、私もまったくその通りでした。


ディースカウの演奏を、初めて聴いたのは
何の曲だったかなぁ・・・
「魔王」か「楽に寄す」か「詩人の恋」か・・・

とにかく、一度聴けば、その表現の鮮やかさ、
声の暖かさ、美しさ、言葉の裁きの巧みさ・・・
だれもが魅了されずにいられない
そんな、唯一無比の歌手。

それがディースカウだと思います。

でも、私はいつからか
ディースカウの録音を避けるようになりました。

聴けば必ず素敵だなぁ~と思うのだけど
素晴らしすぎて、
耳の奥に彼の歌が残って、離れなくなるから。

耳から入る影響というのは
意外と大きいものです。

私は私の歌をうたいたいのに、
どうしても、真似っこになってしまうから。

ディースカウだって、彼だけの表現をするために
作曲家について、詩人について学び、表現を試し、声を育て
たくさん努力をしたはずです。
シューマンやシューベルトの歌曲についての本も出版していますし、
「ディースカウ版」のシューベルト歌曲集なども出ています。

そうやって、
自分の道を探さなくてはいけない、と
改めて、教えてもらったような気がしました。

今こそ、ディースカウの演奏をたくさんたくさん聴きたいです。
シューベルト「水車小屋の娘」「冬の旅」「白鳥の歌」をはじめとしたたくさんの歌曲
シューマン「詩人の恋」「リーダークライスOp.24&39)」など、
ブラームスやシュトラウスやマーラー・・・
それから、パパゲーノをはじめとしたオペラでの素晴らしい演技・・・

'An die Musik' Schubert-Dietrich Fischer=Dieskau(Youtube)

ありがとう。

by takahashi_chiharu | 2012-05-20 10:40 | 日々のこと | Comments(0)

TBSマタイ アリアレッスン&合宿。

今日は逗子へ。
ターフェルムジーク鎌倉での演奏会のたびに訪れていますが
今日は、東京バロック・スコラーズの皆様が、湘南国際村という施設で
7月のマタイ演奏会に向けて合宿をするということで
ヴォイトレに伺いました。

JR逗子駅から、葉山の奥というか、山の上というか・・・
ひたすら車で行くと、見晴らしのよい斜面からは、葉山の海も見えました!
練習&宿泊する建物も、ホテルのようにきれい。

午後から始まった合宿メニューの一番最初に
私がご指導して発声練習。
その後、指揮者の三澤先生とともに、
マタイの中で合唱団が歌う曲を一気に通していきました。
マタイの合唱は本当に歌い甲斐があります。
私が担当するアルトのアリアには、合唱との絡みがある曲が4曲あるので
そこでは、私も皆様と共に自分のパートを歌わせていただきました。


今日を迎える前に、
三澤先生にアルトのアリアをレッスンしていただきました。
先生は
「マタイ受難曲という作品は本当にエモーショナルな作品だと思う」
とおっしゃっていました。
同じ受難曲でも「ヨハネ」になくて「マタイ」にあるもの。
それを表現したい。

アルトのアリアは、デュエットとアンサンブルを入れると、出番として7曲ありますが
その内容は様々。
悔恨、深い悲しみ、喪失感、憤り、慰め、包容力・・・
ただ表面的に激するのではなく
深いところに感情を湛えること。

マタイは大好きな作品で、
アリアを歌えることが本当にうれしくて、
それなりに、「私なりの歌」というのがあったつもり、でしたが
三澤先生の音楽作りのコンセプトを伺って
自分の歌が、まだまだコドモだなぁ・・浅い・・ と感じたレッスンでした。。。
しかし。
大事なのは、先生のコンセプトを伺って、それを言われるがまま・・・ではなく
いかに自分の歌にするか。
ここからがほんとの勝負。

ほんとは、最初からがつっと提示できる、大人な歌い手になりたい、ですが
なかなか、なりきれない。
これは課題だなぁ。


まぁとにかくそんなこんながありまして
今日は、「歌える機会があったら、この前よりはぐっとくる歌をうたいたい」
と密かに思って逗子に行ったわけです。

7回の出番のうち、アリアを歌えたのは2曲でしたが
この前よりは、歌の中身が濃くなれた・・・かな。

で、通して歌っていく中で
物語の終盤、イエスが息を引き取った後で、群集が

「まことに、この人は神の子であった」

と感嘆して歌う部分があるのですが

雲間から光がさーって差し込んで、光がどんどん強くなって広がって、
眩しい!って思ったらまたもとの景色が静かに広がっていた…

みたいな景色が見えた、気がしました。

すごい。
ああ、いい演奏会になりそう。と思いました。

いいですよ~。TBSのみなさま。

ぜひ、多くの方に聴いて頂きたいな、と思いました。

7月1日(日)
すみだトリフォニーホール

です。
もしお時間ありましたら、ぜひいらしてくださいませ。

さらに。
今日は、三澤先生の奥様である三澤千春さん(私と同じお名前なのです)も
先生とご一緒に逗子にいらして、
震災で大きな被害を受けた石巻に行かれて
現地のおばさま方と一緒にお作りになった、かわいい小物などを
たくさんたくさんお持ちになって、即売会が開かれました。
千春さんは
「自分の好きなことを、あちらの方々と一緒にやるのが、
一番息長く続けていける活動なのではと思い、
自分の好きな手芸での活動をはじめました」
とおっしゃっていました。
1回の休憩時間で、あっ という間に飛ぶように売れていましたが
私も、新居にぜひ欲しい!と思っていたものがあったので、購入~。
それが、こちら♪
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椅子に敷いて使えるクッション。
これは石巻から来たのではなく、三澤先生のお母様が織られた生地によるもの。
サイズもぴったり☆
あと、これ。
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バッグの一部。
ろうそくに、鳩と、葡萄と、子羊の刺繍。
これはフランスの刺繍の図案集に載っていたデザインを
石巻のおばさま方と千春さんとで刺繍されたのだそうです。
かわいいですよね~。

この活動、作品にご興味のある方は
私にメッセージを下さるか
三澤先生のHPをごらんください♪
チャリティになる、というだけでなく、品質としてもオススメです♪


さてさて。
合宿参加メンバーの方々からは、
「先生もお泊りしていかれたらいいのに~」
と言っていただきましたが

明日は
水芭蕉コンサート
ですから。

明日は、明日の、私の歌を
全うできますように。
がんばってきます♪

by takahashi_chiharu | 2012-05-12 23:18 | お仕事のこと | Comments(0)

引越しました!

「うたごよみ」的ではない記事が続きますが・・・

ゴールデンウィークも終わり。
なんとか、新しい町に引っ越しました。
新しい住所は、順次お知らせしてまいります。

引越の日は、大雨で。。。
業者さんが大変そうでした。

引越のあとには、買いたいものもいろいろ出てきて。
買い物に行ったり、前の部屋の運びきれなかった荷物を運んだり・・・
そんなこんなで、あっという間にゴールデンウィークは終わりました。

今の家には、まだまだ、あちこちにダンボールが点在していますが
とりあえず、時計が設置されました。
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前の家と、そう離れてはいないのですが
まだまだ、知らないことの多い土地なので
昨日は、買い物がてら自転車であちこち探検してみました!
近くにTSUTAYAがあったので、さっそく利用して・・・
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ぜんぜん、クラシックじゃないですね(汗)
これらをさっそくiPodに取り込んで、
今日は、今まで住んでいた家の掃除にGO。
iPodで音楽を聴きながら、3年半お世話になった部屋を掃除。
写真のCDの中で、掃除BGMとして特にオススメだったのは
上原ひろみさん「Place to be」
ひろみさんの超絶ピアノプレイを聞きながら手を動かすと、
1.5倍速で、ノリノリで掃除が進みますよ!
ピアノを弾いているときの彼女の、心から楽しそうな表情を思い浮かべながらだと、
なおよし♪ たのしく作業できます。

休憩しつつがんばって・・・
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がらーん。
掃除も終わったことだし、この部屋での歌い収めもしておくか。と
明日見ていただくマタイのアリアを一通りさらって。
なーんにもなくなった部屋は響きが良くなって、
いつもよりちょっと気持ちよく歌ってしまいました(笑)

掃除のときは、掃除に集中。
練習するときは、練習に集中。
切り替えが大事ですね。

というわけで、明日は
東京バロック・スコラーズでの「マタイ」に向け、
指揮者の三澤先生にソロ曲を見ていただきます!
がんばるぞ。

by takahashi_chiharu | 2012-05-09 23:30 | 日々のこと | Comments(0)

黄金週間。

ゴールデンウィーク真っ只中!
皆様いかがお過ごしですか?

私は・・・
引越を予定しています!!!

まだまだ片付かないですが・・・

とはいえ
一日くらい、お出かけしよう!ということで

浅草から、東武の特急に乗りました。

途中、「東京スカイツリー駅」を通過。
その名の通り、スカイツリーの真下を通過します!
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そしてやってきたのは・・・
栃木県足利市。

お昼は・・・足利の郊外にあるココファーム・ワイナリーへ。
斜面いちめんに、葡萄の木が植えられています。
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おいしいプレートランチを
このワイナリーで葡萄から大事に育てられ、丁寧に醸造されたワインとともに・・・☆
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しあわせ・・・♪

ワイナリーの見学ツアーにも参加しました。
さきほどの斜面に入れていただき、この葡萄畑がどうやってできたか、どんな葡萄をどのように育てているか、お話を伺いました。
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次に醸造の方法を伺い、ワインを熟成しているタンクを見学。
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このワインにはモーツァルトを聴かせているのだそうです!

日本の、この足利で、ここで働く人たちがいるからこそ作れるワインがある。
大事に飲みたくなりました。
というわけで、テイスティングセット☆
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さすがに、ちょっと飲みすぎました。。

市街地へ戻ってきて。
足利といえば、有名な「足利学校」。
何度か足利へきていますが、初めて見学しました!
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そしてそして・・・
本日のおでかけのメイン☆
カメラマンの松本拓也さんの写真展を見学に、九叡館を訪れました!
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松本さんの奥様である松本尚美さんとのご縁で、
昨年、吉祥寺と仙台でおこなったリサイタルのチラシ
松本さんの紅葉の写真を使わせていただいたこともありました。

九叡館の、決して広くはないスペースに
かなり厳選されたであろう作品たちが展示されていました。
どの作品にも、不思議でかっこいい世界が広がっていました。
それと、足利の風景が丁寧に撮影された作品も。
松本さんの故郷であり、今は活動の本拠地である足利への深い思いを、感じました。

マツモト写真のご主人として、
さまざまなお仕事をきっちりとこなしながら
まったくご自分のための作品を作るには
あとは睡眠時間を削るくらいしかなかったー、と
笑ってお話される松本さんご夫妻でしたが

本当にすごいことだなぁ・・・
私は「自分のために」歌えてるかな、
どんな本番だって、どんなお仕事だって
受身でなく、自ら表現する、という意思の強さが
今の私には、もっと必要だなぁ・・・

もっとがんばろう!!
私も、私の作品を作れるように。

そんなふうに、励まされる思いで見せていただいた、作品展でした。

拓也さん、尚美さん、田部井のおじさんはじめ九叡館のみなさま
どうもありがとうございました!!

写真展は5/11まで開催中です。
足利フラワーパークの藤も、まだこれから見頃を迎えるようですので
写真展とあわせて、お出かけになってみてはいかがでしょうか♪

充実のおでかけでした。
・・・あとは引越作業をするだけ、です。

by takahashi_chiharu | 2012-05-01 23:42 | 日々のこと | Comments(4)