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BCJマタイ受難曲@TOC&いずみホール

来週からBCJのマタイ受難曲の練習が始まります。

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受難節コンサート2012  J.S.バッハ 《マタイ受難曲》 BWV 244

東京公演
4月6日(金) 
会場:東京オペラシティコンサートホール タケミツ・メモリアル

大阪公演
4月8日(日) 16:00開演
会場:いずみホール

鈴木雅明(指揮) 
ハナ・ブラシコヴァ、藤崎美苗(ソプラノ) 
クリント・ファン・デア・リンデ、青木洋也(カウンターテナー)
ゲルト・テュルク、水越 啓(テノール)
ピーター・ハーヴェイ、浦野智行(バス)
バッハ・コレギウム・ジャパン(合唱&管弦楽) 

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「マタイ受難曲」。
イエスの受難の姿、それを取り巻いた人たちのドラマ、
その合間に挿入されるコラールのどこかに、必ず
今の自分の姿、心が映る曲があって
身につまされたり、慰められたり、励まされたり
歌うたびに、新たな感動がある大曲です。

いまだ「マタイ体験」をなさっていない方にはぜひぜひ
すでにマタイ体験をなさっている方も、
マタイの演奏に参加されたことがある方にも
ぜひぜひぜひ、聴いていただきたい。

ここ数年、毎年合唱に参加させていただいていますが
今年もまた新たな気持ちで、心からの演奏をささげます。

特に
関西
お住まいの皆様!!!
BCJの第1回目の演奏会は、今回の大阪公演の会場である
いずみホールで行われたのだそうですよ。

BCJ誕生の地であるいずみホールでの「マタイ」、
聴きにいらっしゃいませんか??
とーっても響きのふくよかなホールなんですよね~☆


皆様からのご連絡を
切にお待ちしております♪

by takahashi_chiharu | 2012-03-27 18:52 | お知らせ | Comments(0)

TBS「教会で聴くマタイ受難曲」リハーサル!

今日は朝から上尾合同教会へ。
東京バロック・スコラーズ(TBS)の「教会で聴くマタイ受難曲」のリハーサルに、
ヴォイストレーナーとして練習を見に行きました。

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教会で聴くマタイ受難曲
2012年7月1日(日)の演奏会に先だって、一足先に聴き所をお届けします。

チラシはこちら

■日程:2012年3月31日(土) 15:00開演(開場14:30)

■会場:日本キリスト教団上尾合同教会
    (JR上尾駅より徒歩10分)
    埼玉県上尾市富士見2丁目3-33

■曲目:J.S.バッハ「マタイ受難曲」BWV244より抜粋

■指揮/お話:三澤 洋史

■オルガン:中澤 薫子

■ソロ/合唱:東京バロック・スコラーズ

■料金:無料

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はじめて伺う教会でしたが、内部はこんな感じでした。
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キャパも大きいですね~。

「受難節」に「教会」で「受難曲」を聴く、というイベントは
ヨーロッパ等ではあちこちの教会でさかんに行われることですし
ラジオなどでも放送されるくらいポピュラーなことですが
日本ではあまりない機会ですので、
入場無料ですし、お時間ある方はぜひ足を伸ばしてみてくださいね!

もう来週が本番ということで
今日は本番の会場をお借りしてとおしてみる、ということで。
オルガンで伴奏していただくのですが
本来オルガンが受け持っている、通奏低音としての役割に加え
多彩なオケの音色とその音響効果を、なるべく再現したい、ということで
指揮の三澤先生とオルガニストさんとで、さまざまな音色を使い分けるご相談をされつつ。
今回は曲中にでてくるアリアやちょいソロも合唱団員さんが手分けして担当されるということで
音量のバランスをとりつつ。

本番へ向けて、よい練習ができたのではないかと思います。
TBSの皆様、頑張ってくださいね!Toi Toi Toi!!

私も再来週にはBCJのマタイウィークですが
TBSの皆様の演奏を聴いていたら、
私もはやく歌いたくなって、コラールとか合唱曲とか
ちょいちょい参加して歌ってしまいました♪
しかも、第2部冒頭の、アルトのアリアを歌われる団員さんが今日はお休みだったため
飛び込みで、私が歌わせてもらいました☆
まだまだ練習が足りなかったけど・・・でも楽しかった♪♪
私も三澤先生にレッスンしていただかなくてはっ。


来週の演奏会は、聴きどころをまとめた「ダイジェスト版」マタイですが
全曲演奏する「完全版」は
7月1日(日) 15時開演(演奏の前に指揮者・三澤先生によるプレトークが14:30からあります)
すみだトリフォニーホール大ホール 
で、行われます。
こちらでは、私がアルトのソリストを務めさせていただきます。
くわしくはこちらをクリック☆

珠玉のアリアが、いくつも…
それを、私が全部、ひとり占め~!!!
責任感、というかプレッシャーも大きいですが
楽しんで、味わって歌えたらいいなと思っています。
こちらのチケットは、すでに絶賛発売中です!!
どうぞ、ご用命は私まで、ご連絡くださいね。

by takahashi_chiharu | 2012-03-24 18:59 | お仕事のこと | Comments(0)

チャリティコンサート終了!

BCJのチャリティコンサート、終了しました!

コンサート前半では、
被災地支援を継続なさっている「東北ヘルプ」の代表の先生からお話があり、
黙祷をして、
ステージの背景に被災地のスナップ写真を映しての
「G線上のアリア」「無伴奏チェロ組曲」「深き淵より」。

後半は、ふたつのカンタータ。
BWV106「神の時こそ最上の時」はお葬式のためのカンタータ。

神の時こそ最上の時
神のなかで、生き、動き、存在し
そして死ぬ。

GPでこのカンタータを通して演奏しているとき、
どうしても祖父のことが思い出されて
ぽろぽろ泣けてしまって。
自分が合唱を歌っている間はいいんだけど、
ソリストさんが歌うの聴いている間が、どうしても。

おじいちゃんが亡くなる、というのは、きっと
「最上の時」だったんだろう、と思いつつ。

でも、私がおじいちゃんを思ってめそめそするのは
今日のコンサートの、「チャリティ」という主旨とは違ってしまう。
だから気持ちを切り替えて、

もう泣かない。
おじいちゃんのことも含めて、
もっとみんな・・・震災で亡くなった方、また震災で大切な人を亡くした方のために、
震災が原因でなくても、亡くなった方、大事な方を失った方のために、歌う。

と決めたら
本番では、しっかりと歌えました。

この「コンサート」というパズルの、
大事なひとつのピース、ひとつの歯車となること。
ピースのひとつひとつがしっかり持ち場をつとめて、調和することで
「コンサート」という素敵な絵ができあがる。
ピースでありながら、そのひとつひとつが、とりどりの輝きを放つことで
より魅力的な絵になるはず。

そんな、ひとつの「ピース」になることを目指して。

アンサンブルは、やっぱり楽しいなぁ。
いい曲だったなぁ、どの曲も。


これからも、しばらくは
涙もろかったりするんだろうけど。
仕事でありながら、エネルギーをもらえてる。
音楽に、感謝。


あいにくのお天気の中おいでいただきましたみなさま、ありがとうございました♪

by takahashi_chiharu | 2012-03-23 23:50 | 演奏会記 | Comments(0)

明日はチャリティコンサート!

明日は調布市グリーンホールでのチャリティコンサートです。

今日も一通り練習しました。
合唱メンバーである私としては、特に今回は
鈴木優人(すずき・まさと)氏作曲によるアカペラ合唱曲「深き淵より」を
プッシュしたいところ。
今日もリハーサルの最初と最後に歌って、
ずいぶんまとまってきましたよー!
今回は作曲者である優人くん本人が演奏に乗っていないため
私たちの演奏を聴いてもらえないのが残念ですが・・・
いい曲です。うん。
ラテン語と日本語が交互に出てきて、
歌詞の内容をかみ締めながら歌えるところも、よい。

ふたつのカンタータでは
ソリストを務めるメンバーの歌声にも注目です!!
みんな・・・上手だなぁ。。
心震わす、いいお声ですぞ。
どうぞお楽しみに。

また、今回のチャリティコンサートでは
BCJが1年かけてサポートしてきた被災地支援団体「東北ヘルプ」の方の
お話も伺います。

明日のGPでは、
ランスルーといいますか、すべてのプログラムをひととおり通すらしいので
オケの皆様の「G線上のアリア」も、鈴木秀美さんによる「無伴奏チェロ組曲」も聴けるので
楽しみです♪♪


明日の夜、お時間ある方はぜひぜひ調布へいらしてくださいね!

by takahashi_chiharu | 2012-03-22 23:57 | リハーサル日記 | Comments(0)

おそうしき

先週、祖父が亡くなりまして。
しばらく、実家に帰っていました。

私の結婚式の少し前に、肺の病気を発症してから丸3年近く、
その間に何度か病院に入院することもありましたが
もともと、腹八分目、規則正しい生活と養生を心がけるひとだったので
ずいぶん良くなった時期もあって。
よく頑張ってくれました。
亡くなる二日前に病院にお見舞いに行った時も
酸素マスクしてて、喋れなくて悪いね、と
ジェスチャーで伝えてくれて、
「うんうん、無理して喋らなくていいよ、また来るからねー」
と言ったのですが。

小さい頃は一緒に住んでいたので、
「いるのが当たり前」なおじいちゃんでした。
いつも穏やかで、もの静かで。
大学に通っていた頃、ごくたまに
「うわー今から自転車で駅まで行っていたら間に合わない!」というときに
駅まで車で送ってもらったりしていたことを思い出します。
なにも言わずに車を出してくれたおじいちゃん。
車の中での会話は、決まって
「あと何年学校に行くんだ」
「勉強もいいけどあんまりしすぎるとお嫁にいけなくなる」
「女の子はお嫁に行ってお母さんにならなけりゃ」
そんな感じでした。

いざ、結婚が決まって
祖父母と両親と、主人と私の6人でご飯を食べたとき
いつものように穏やかに、でもうれしそうだったのを覚えています。

もちろん、歌のことも応援してくれていて
東京文化会館でリサイタルをした際には
両親やおばあちゃんと一緒に、上野まで演奏を聴きに来てくれました。
たまーに私がNHKに映ったりしたときにも
テレビを見てくれていたようでした。

おじいちゃんの闘病生活は
私が結婚して、家を離れてからのことだったので
遠くから心配しながらも
忙しさと距離にかまけて、なかなか会いにいくこともせず。
それでも、会えばいつもの穏やかさで
「まぁなんとかやってるよ」と言ってくれる優しいおじいちゃんでした。


先週末~今週は
土曜日に佐々木典子先生のリサイタル
月曜日に伊原直子先生の退官記念演奏会 と
とってもとっても楽しみにしていた、二つの演奏会があったのですが
土曜日の午前中に、東京バロック・スコラーズの練習にヴォイトレで伺って
「ミニマタイ」のプログラムを一通り聴いていたら
ちょっと、いやけっこうしんどくて。
今の自分には、音楽を聴くのは、きついんだなぁ・・・とも思い
おそうしきがひと段落するまで、両親のそばにいることにしました。
演奏会に伺えず、失礼してしまって、すみません、と思いつつ。

それにしても、おそうしきというのは本当に大変ですね。改めて。
突然やってきた緊急事態に全力でぶつかった両親を、
改めて尊敬しました。
久しぶりに、妹や弟ともいろいろ話ができ、
さらに、いとこや叔父叔母、久しぶりに会う懐かしい人がたくさんいて。
「年寄りの葬式は孫子の正月」という言葉があるとかないとか。
お年寄りのお葬式には親戚一同が集い、「久しぶりだね」と言い合えるから。
おじいちゃんが会わせてくれたんだと思ったら、ありがたかったです。


実は、おじいちゃんの死に目には会えなかったのですが
亡くなったという連絡を受ける直前まで
「秘密の県民ショー」を観ていて。
地域ごとの仰天食べ物、みたいなテーマをやっていて。

私にとっての「我が家だけ」というメニューは
大晦日に食べる「とろろご飯」。
私の地元・熊谷市の中でもごく一部分の地域だけに伝わっている風習らしいのです。
「晦日祓い(みそかっぱらい)」といって
その年の穢れや厄を払う意味合いがあるらしいのですが。
私は結婚するまで「年越し蕎麦」を食べたことがありませんでした。
とろろごはんの支度をするのは祖父母、と我が家では決まっていて。
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すり鉢でとろろを擦る祖父と、そこへ出汁を入れて味付けをする祖母。
ごはんにとろろ汁をかけて、青海苔と唐辛子を振っていただきます。
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「県民ショー」をみながら、
とろろご飯食べてないな、
おじいちゃんどうしてるかな・・・
と思っていた矢先の、訃報でした。


おじいちゃん、いままでありがとう。
ベタベタ甘えるのは、あまり得意ではない私だったけど
静かに見守ってくれて、ありがとう。
ひ孫の顔を見せてあげられなかったけど
これからも、遠くで見ててね。
また会うときまで。
じゃあね。

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by takahashi_chiharu | 2012-03-21 01:16 | 日々のこと | Comments(4)

モツレク打ち上げにて

地元・熊谷でのモツレクソリスト終了しました。

モツレクを演奏する前に黙祷した会場は
ギュッと圧縮されたような、濃密な空気があり。
本番の舞台上で、私たちソリストはオケと合唱の間に座っていたのですが、
オケと合唱の、皆様の声や音の一つ一つが
指揮者の田代先生の元へ、四方から集中していくのが
まるで光が尾を引いて集まるように感じられて
本当に、ただただ見とれていました。

自分の演奏は…
欲をかくことからくる緊張と、それでも言葉を、その思いを声に載せたいという葛藤と。
…要は準備が足りない。
まだまだです。


打ち上げで、合唱に参加してくれた熊谷高校音楽部(いわゆる合唱部)が、アカペラで

・上を向いて歩こう
・斎太郎節
・熊谷高校校歌
を歌ってくれました。

高校生のころ、
「生まれ変われるなら絶対男になって合唱やりたい!!」
と、どれだけうらやましく思っていたことか。
私が所属していた熊谷女子高校音楽部が、
熊谷高校音楽部との合同定期演奏会を毎年開催していた関係から
私、熊谷高校校歌(作曲は山田耕筰!)、歌えますし(笑。しかも2番まで!)。
男子校って(というより話にきいていた熊高の様子が?)楽しそうだったし。

高校生の、純でひたむきな合唱にぐっときて…
特に、被災地復興を願って歌われた斎太郎節(松島の〜で始まる大漁節)に、
込み上げるものを抑えるのが苦しかったです。

男声合唱版の「斎太郎節」とは、こんな感じ。
Youtubeより 斎太郎節2009 全四国男声合唱 アンコール
おじさまたちめちゃくちゃうまい。やはり年の功か。
男声合唱団はたいていレパートリーとしていて、
「ああ斎太郎節ね」と合唱団の垣根を越えて歌える感じ。
震災以降、被災地へのエール(応援歌)として
男声合唱団の演奏会やそのアンコールで歌われることが増えているようです。
高校生の頃から「斎太郎節」を歌ってきた、熊高音楽部OBでもある、ステマネTちゃんいはく
「震災があってからは、この曲を歌う意義が変わりましたよね」とのこと。

ちなみに、もとの民謡「斎太郎節(大漁唄いこみともいうらしい)」の歌詞はこんな感じ。
松島、瑞巌寺、石巻、塩釜・・・ 

掛声 (エンヤトット エンヤトット)
松島の サーヨー 瑞巌寺ほどの
(ハ コリャコリャ)寺もないとエー
アレワエーエ エトソーリャ大漁だエー
前は海 サーヨー 後は山で
(ハ コリャコリャ)小松原とエー
アレハエーエ エトソーリャ大漁だエー

(以下唄い方囃子同じ)

石の巻 其の名も高い 日和山トエー
西東 松島 遠島 目の下に

富山は 高さも高い 名所山
見渡せば 八百八島 目の下に

塩釜様の 御門の前 八重桜
咲き乱れ 浮名たつみ 西の町

汐汲みが 織り来る波に 桶取られ
桶返せ 戻せや沖の 白波よ


大漁旗がはためき、みんなが元気に暮らせる海辺の町々を
一日も早く取り戻せますように。
ご苦労されている方々が、心穏やかに暮らせる町が
少しでも早く、多くなりますように。
これからも、できることをずっとやらせてもらおうと思います。


演奏に、鎮魂の祈りを込めるはずが
歌うそばから自分の反省ばかりで、
自分の小ささに情けなくなるけど、

あー私ああいうふうに心から歌うのが大好きだったんだよなぁ…
と、思い出させてもらいました。


また明日からがんばろう、と思いました。
「明日がある」って、決して当たり前のことではなく
ものすごく幸せなことなんだ、って
1年前の今日、教えてもらったのだから。


準備を進めていただきました音連の皆様、
ステマネTちゃんはじめ支えてくださった偉大な裏方の皆様、
共演いただきました皆様、
あいにくのお天気の中足を運んで下さったお客様
そして、関口先生、高野さんに
今回勉強させていただいたこと、こんな素晴らしい地元に育てていただいていることを
感謝いたします。
ありがとうございました。

そして、大災害の犠牲になられた方々に、
謹んでご冥福をお祈りいたします。

by takahashi_chiharu | 2012-03-11 20:47 | 演奏会記 | Comments(4)

深き淵より

3/23におこなわれる、BCJチャリティコンサートの合唱練習が昨日行われました!

先日ご紹介したふたつのカンタータに加え、
鈴木優人(まさと)くん作曲による「深き淵より」というアカペラの合唱曲を歌います。

「深き淵より」というのは、もともと旧約聖書の「詩篇」という部分に収められた詩で、
ラテン語で書かれています。
優人くんの曲では、「深き淵より」のテキストが
ラテン語と日本語で交互に歌われます。
わかりやすい、親切設計(笑)

が、日本語で「歌う」ということは、「話す」のとは異なり
はっきり聞き取れるよう意識して発音する必要があり、
案外難しいものです。
雅明先生は演奏を聴いたドイツの方に
「あなた方はドイツ人ではないのに
なぜそんなに明瞭な発音ができるのですか」
と言われたことがあるそうですが、
ドイツ語が母国語ではない私たちだからこそできる発音の工夫やそのための発想があるのだと
おっしゃっていました。
日本語に対しても、そういう意識も少し必要なのだと思います。
つまり、語感を失わず、かつはっきり聞き取れるように意識して
「発音し直す」といいますか。


音楽のかたちとしては、ルネサンスの合唱曲のように、
ゆったりとした2拍子をとりながらたまに拍子が変わる感じ…
言葉の抑揚と旋律の抑揚とを感じて、
楽譜に強弱記号が書いていなくても息を自由に使いながら、
なめらかに歌うこの感じ…

昔々、Vox humanaでパレストリーナやジョスカン・デ・プレなどルネサンスの作品を歌っていたときの感覚が蘇って
とても懐かしかったです。

あのころ学んだことは、やはり大きかったなぁ…
私の重要な一部となっているなぁ。
どんな経験も無駄にはならないんだなぁ、
あのころに参加していてよかったなぁ、と
素直に感じました。


「深き淵より」も、ふたつのカンタータに負けず劣らず
とってもいい曲です!!
バッハさんと違って、こちらは作曲家がばりばりご存命ですので(笑)
私たちの演奏をお聴きいただき、ぜひご意見伺いたいところ。

皆様もどうぞお楽しみに!!

by takahashi_chiharu | 2012-03-10 17:40 | リハーサル日記 | Comments(0)

ふたつのカンタータ

3/23のBCJチャリティコンサートで歌う二つのカンタータの譜読みをすすめています。
明日は合唱練習。

BWV106「神の時こそ最上の時」は
もともと追悼の式典のために書かれた曲ですが、
なんて深い慰めに包まれた曲なんだろう、と。

アルトが
In deine Hände befehl ich meinen Geist;
Du hast mich erlöset...
「あなたの御手に、私の魂を委ねます、
あなたは私を購ってくださったのですから」
と歌う切ないアリアがあるのですが
ここで使われているbefehlenという言葉は
もともと「命令する」という意味で、直訳すれば
「私は私の魂に、あなたの御手の内にあることを命じます」
となるでしょうか。
そこに、バッハの切ない音がつくと
だれでも、いつでも喜んで死ぬわけじゃない、
神を頼みに、ここで命が尽きるという運命に身を託すんだ、という
しんとした、厳粛な気持ちになるというか。

亡くなった方は、どんな思いで
運命に身を委ねただろう・・・

でも、神は
生きていれば多かれ少なかれ持っている悩みや苦しみから
死によってErlösen(解放)してくれて
人は、安らかに憩うことができるのだ・・・


人は必ず死ぬ、それは厳然たる事実なのであって。
とても悲しいことだけど、逆らえる人は誰もいなくて
でも、こわがらなくていいんだよ・・・ 
見送る側も、後悔したり苦しく思わなくていいんだよ・・・ と

このカンタータ全体を通して
旅立つものにも見送るものにもやさしいまなざしが注がれているような。。

なんだか、じーんとしてしまって
譜読みしながら涙してしまいました。
前にも歌ったことのある曲なんだけど、
前はこんな風には思わなかった。

やっぱりあの日の前と後では違う世界に生きているのだと思います。

... そしてもうひとつのBWV21「私には多くの憂いがあった」は
すごくドラマティックな構成。
深い憂いに沈んだところから始まって、力強いメッセージへと昇っていく。
この曲も、前にターフェルムジーク鎌倉で演奏したことがあるのですが
改めて、とても励まされる思いで譜読みしました。

あの日から1年、ということで
テレビでも被災地の現在の様子を見ることが多くて、
1年たっても今なお厳しい現実に、自分の非力さに
胸が塞いでしまうこともありました。
1年たっても、深い深い悲しみの前で
何も変わっていないように感じている方も、多いと思います。

決して、軽々しいことは言えないですが
ゆっくりでも、必ず前へ進んでいける、
思い出を胸に歩いていけるように、いつかきっとなるから
どうか、無理はしないで。
そういう、温かくて力強い励ましの思いがめぐりめぐって、
ご苦労されている方々に伝わってほしいと思います。

チャリティコンサートに参加させていただく機会をいただいて
私に少しでも出来ることがあるなら、それに対して全力で取り組む。
それしかないですよね。


・・・とってもとってもいい演奏会になりそうな予感が
ますます、してきました。
明日の合唱練習が、楽しみ。

チケット、まだあります!
3/23は、ぜひ調布へお出かけください。

by takahashi_chiharu | 2012-03-08 21:50 | 日々のこと | Comments(0)

熊谷ガラコン オケ合わせ

今日は地元・熊谷へ。
来週に迫ったガラコンサートで、モーツァルトの「レクイエム」を
抜粋版ではありますが演奏するので、そのオケ合わせでした。

***********************
第5回 さくらの街熊谷 ガラコンサート

◆日時 : 3月11日(日) 14時開演
◆会場 :熊谷文化創造館さくらめいと 太陽のホール

■第1部■ オーディション合格者による独唱・独奏
  <青少年(18歳以下)部門>
   富田圭一(ヴァイオリン)、對馬絋也(テノール)、田上瑞帆(ピアノ)
  <一般部門>
   瀬戸奏(ソプラノ)、荒井香央里(フルート)、佐藤健太(バリトン)、
   諏訪久子(ソプラノ)、北裕子(ソプラノ)、土田彩花(ソプラノ)、
   成田真依子(ピアノ)、大島和也(テノール)、栗原桃子(ソプラノ)

■第2部■
  ベートーベン/交響曲第6番「田園」より
  モーツァルト/「レクイエム」ニ短調K.626(抜粋)
  指揮:田代詞生
  管弦楽:埼玉交響楽団
  独唱:関根尚美(ソプラノ)、高橋ちはる(メゾソプラノ)、古澤泉(テノール)、古澤利人(バリトン)
  合唱:レクイエム合唱団(合唱指揮:大澤壯吉)

◆料金 :全席自由 2,000円
※Pコードはありません。(電話予約もありません)
チケットは、さくらめいとチケットカウンター、八木橋百貨店プレイガイド、タニタ楽器熊谷本店で販売します。

◆主催 :熊谷市音楽連絡協議会

熊谷の若手演奏家を応援するコンサート。
オーディション合格者12人よるフレッシュな演奏をお楽しみください。
また、ソロと合唱、管弦楽によるモーツァルトのレクイエムも聴きどころです。
(さくらめいとHPより)
********************

ということで。
指揮者の田代先生の下、埼響さんの音楽はかなりまとまっていましたし
合唱団の皆様は、モーツァルトのレクイエムを初めて歌う方も少なくないと思うのですが
大健闘されてました!!
私も、楽しく(レクイエムを歌っていて楽しい、というのも変ですが・・・)歌うことができました。
今回は「Lacrimosa」までの部分を抜粋で演奏するのですが
いつか熊谷で全曲できたらいいのにな。

折りしも震災から1年の日の、レクイエムの演奏となります。
心をこめて、丁寧に歌いたいと思います。

熊谷方面の皆様、ぜひ、さくらめいとへいらしてくださいね♪

by takahashi_chiharu | 2012-03-04 23:31 | リハーサル日記 | Comments(2)

BCJチャリティコンサート@調布 のお知らせ(チラシ掲載しました☆)

3月23日(金)に、バッハ・コレギウム・ジャパンのチャリティコンサートに出演します。

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*************************
東日本大震災チャリティコンサート

2012年3月23日(金) 19:00
会場:調布市グリーンホール 大ホール

J.S.バッハ:
カンタータ第21番 《われに多くの苦しみありき》より
カンタータ第106番 《神の時こそ、最上の時》
管弦楽組曲 第3番より エア(G線上のアリア)
無伴奏チェロ組曲 より
鈴木優人:詩編130編《深き淵より》

鈴木雅明(指揮) /吉田 隆(お話 東北ヘルプ代表)
澤江衣里、藤崎美苗(ソプラノ)  青木洋也(カウンターテナー) 
谷口洋介、藤井雄介(テノール)  浦野智行(バス)
鈴木秀美(チェロ)
バッハ・コレギウム・ジャパン(合唱&管弦楽) 

主催(協定):バッハ・コレギウム・ジャパン
   (公財)調布市文化・コミュニティ振興財団


本公演の収益および会場での募金は、
東北ヘルプ《仙台キリスト教連合被災支援ネットワーク》 www/tohokuhelp.com へ直接送られます
************************

美しいカンタータ2曲と「G線上のアリア」に秀美さんによる無伴奏チェロ組曲、そして
鈴木優人氏作曲による「深き淵より」。
いつもの演奏会とはひと味違った公演になりそうです。

さらに。
BCJでは震災支援プロジェクトとして、
カンタータシリーズをリリースしているBISから「BACH FOR JAPAN」
を緊急特別発売します。
BCJではおなじみの、素晴らしいソリストさんたちによるカンタータ・アリアを中心に
鈴木雅明先生が昨年神戸にて新たに録音されたというオルガン・コラールが3曲
さらに「G線上のアリア」とモテットも入った、充実の内容。
個人的には、米良美一さんによるアリアも入っているところがうれしい。
「もののけ姫」で一斉を風靡した米良さんですが、
もともと古楽をきちんとお勉強された、れっきとしたカウンターテノールさんですし
米良さんの歌うバッハ、私は好きなんです。

これは・・・買いです、皆様!

もちろん、CDの収入も震災への寄付とするのが目的です。


BCJの今回のプロジェクトについて、SANKEI EXPRESSに記事が出ています。
東日本大震災復興支援のCDとコンサート 世界的古楽オーケストラ・合唱団 バッハ・コレギウム・ジャパン

大震災から、もうすぐ1年。
もう1年。まだ1年。やっと1年。
いろんな感じ方があると思いますが、
まだまだ、これからも、応援していきたいです。

どうぞ、まずは調布へ足をお運びください!
新宿からは京王線で15分♪調布市グリーンホールは駅前ですし。

チケットのお問い合わせは
takahashi_chiharu(あっとまーく)excite.co.jp
までどうぞ。

by takahashi_chiharu | 2012-03-02 08:58 | お知らせ | Comments(0)