<   2012年 01月 ( 11 )   > この月の画像一覧

関東あっちこっち

先週末は関東のなかで
あっちこっち移動しながらのお仕事でした。

土曜日。
午後から、みずほ合唱団のご指導に伺うため
東京西部にある自宅から、江戸川区の施設へと移動。
みずほ合唱団では、大中恩さんの合唱曲集「サッちゃん」の
音取りを始めました。
今年11月の演奏会を目指して練習しているのですが
バラエティ豊かなプログラムになりそうです♪♪
「サッちゃん」は、あの「サッちゃんはね、サチコっていうんだほんとはね・・・」
の、あの歌を合唱曲にしたもの。
ほかにも、なつかしくてかわいいこどもの歌がいくつも入っています。
子供のころの思い出と共にあった歌を、大人になってからあらためて歌うのも
悪くないと思います。
皆さんも楽しそうに歌ってくださるし!

みずほの練習をちょっとだけ早く抜けさせてもらって
今度は、神奈川県逗子市へ移動。
総武線快速にこんなに長く乗ったのは初めてだったかも。
逗子文化プラザホールで
ターフェルムジーク鎌倉さんのホールリハーサルに参加しました。
先日のアリア合わせでは、落ち着いて
オケの音、自分の声を聴けた!と思ったのですが
ホールに来ると、ホールの広い空間の中で
自分の声がどう聴こえているか、に耳をとられてしまい
あんまり、周りの状況が聞けていなかったかも。。。
ありがたいことに、本番までに合わせの機会がまだありますし
本番当日にもホールで歌えますから
きっちり、詰めていきたいと思います!
ホールリハーサルでは合唱曲も練習できて、
お久しぶりにお会いする合唱団員の皆様や、オケの方々にも
お会いできて、うれしかったです。
カンタータシリーズももう終わりなのですが
だからこそ、いい演奏会にしたいです。
今回は、おなじみのソリスト陣に加えて
トランペット3人衆もいらっしゃいますし、
さらにゲストとしてチェロの山本徹さんがいらして
ヴィオロンチェロ・ピッコロという珍しい楽器を演奏してくださいます。
どうぞお楽しみに!!


日曜日。
午前中に自宅を出て、茨城県土浦市へ!
つちうら混声合唱団の練習へ、約半年振りに伺いました。
今までも、何度かお声をかけていただいていたのですが
なかなか、予定が合わず。。。
やっと、伺うことができました。
前回、初めて伺ったときに聴かせていただいた「春に」を
半年振りに、聴かせていただきました。
以前は、まだまだ練習し始めで、音取り段階!?という状況だったのが
1曲、かなりの完成度まで仕上げてきていらっしゃって。
指揮を振っていて、とてもうれしかったです。
つちうら混声合唱団さんでは、5月にひとつ、ステージへの出演を予定しているとのこと。
この「春に」などをお歌いになるそうです。
頑張ってくださいね!
練習時間の前半をまるまる使って「春に」を練習したあとは
モーツァルトのレクイエムを。

しかし・・・
練習中に、ひそかに何度も思いましたが
あーもっと上手に指揮が振れたらなぁ。。。と
バトンテクニックのなさを反省。
もともと、合唱団の中で歌う経験は、割としてきているほうだと思うので
音程のこと、言葉のことなどのご指摘はできるのですが・・・
まだまだ、指揮は経験が足りないなぁ。。。
やっぱり私には、本指揮者さんの下につく「下棒」というか
アシスタントくらいが、今はちょうどいいのかもしれません。
本指揮者さんが音楽しやすいように、
基本的な曲の構造をお伝えし、発声のこと、ハーモニーのこと、発音の仕方など
表現するのに必要なアイテム作りをお手伝いし、より深い音楽作りへの橋渡しをするお役目。

それでも、こうして機会を与えていただけるのは
本当にありがたいことです。
ひとつひとつの機会を大切に、私自身も
いろんなことを吸収していけたらいいなと思います。

by takahashi_chiharu | 2012-01-31 14:25 | お仕事のこと | Comments(0)

Liebeslieder!!

今日は、昨年末に高山へ行ったときのソリストメンバーで集まって、
ブラームスの「愛の歌」(Liebeslieder)の合わせを行いました。
今年7月に、高山と、千葉県白井市にて演奏会をするのです。

この、Liebeslieder
「アンサンブル」の楽しさを存分に味わえる曲です。
ほんと、楽しい!!
あー、やっぱり私はこういうことが好きだなぁ、と
改めて実感。
一人で歌うのももちろん楽しいですけど、
誰かとハモる、言葉をしゃべる、和声を造る(アルトだから余計に感じるかも)
こういうことが好きなんだな、と。

あらゆる場面で、アルトやメゾソプラノをお探しの場合には
ぜひぜひぜひ、わたくしめにお声掛けください!!
なーんでも歌います♪♪♪よろしくお願いいたします。
演奏のご依頼も
takahashi_chiharuあっとexcite.co.jp
(あっとは@と読み替えてくださいね)
でお受けしておりますよ。

で。
今回のソリストの皆様、ほんとによいお声で
アンサンブルして立ち上がる声が、本当に豊か!!
私はアルトなので、ちょっと聞えるか心配ですが(爆)
和音として、塊で聞えていれば、まあいいかなと。

しかも、
ふつう、Liebesliederってピアニストさん二人の連弾で
歌い手4人のアンサンブルに伴奏していただくものなのですが
今回は、弦楽5重奏で伴奏していただくことになっておりまして。
いままでに、多分5回くらいLiebesliederを歌ったことがあるのですが
弦での伴奏は、初めてなので、それもとっても楽しみです♪♪

ブラームスの憧れがつまった愛の歌、
ぜひぜひ、聴きにいらしてくださいね!!
7月22日(日) 飛騨芸術堂
7月29日(日)白井市文化会館
の、2公演おこないます♪♪♪


愛の歌つながりといえば。
先日の「N響アワー」で、メシアンの「トゥランガリラ交響曲」を取り上げていましたね。
メシアンといえば、
色彩豊かな和音と印象的なリズムから生まれる、むせ返るような「生」の音楽
鳥の声に心奪われたさまが見受けられる作品
敬虔なカトリック教徒として生み出す作品
などなどが主なものだと思いますが
「トゥランガリラ」は、その最初のものといえましょう。
不勉強な私は、初めてちゃんと聴きました(といっても抜粋でした)が
無理に「理解」しようとしないで、ただただその音響に身を委ねていると
難しい・・・などと感じる前に
そのノリの良さ、リズムのワクワク感、和音の豊さ、美しさ
そして、演奏に携わるすべての方々の、
引き締まった面持ちから生み出される緊張感に満ちた音のぶつかり合いに
すっかり魅了されて、とーっても楽しく聴くことができました。
「トゥランガリラ」は1949年初演ということですから今から60年以上前の作品ですので
「現代」の曲というのも、もう違うんじゃないかなぁと思わなくはないですが
オンド・マルトノなんていう珍しい楽器も使われていますし
わりと肩の力を抜いて、楽しく聴ける「現代曲」なのではないかと思います。

メシアンかぁ・・・と思ってYoutubeをうろうろ観てみると
ありました!
「トゥランガリラ」とは姉妹のような関係の曲である
「五つのルシャン」
美しいアカペラの
「O sacrum Convivium!」など。
思えば、このあたりから、いわゆる「現代」というジャンルに、触れたのだったなぁ・・・と
懐かしくなりました。

これからも、
美しいもの、朗らかなもの、笑っちゃうもの、切々としたもの、痛々しいもの、
おぼろげに光るもの、息苦しいもの、癒すもの、包むもの、温かいもの、生き生きしたもの・・・
そんな、「すてきなもの」に関わっていたいし、
心を開いて、自分を持って
表現していきたいと思います。

by takahashi_chiharu | 2012-01-24 23:59 | リハーサル日記 | Comments(2)

ウィーンに電話!

昨日、本番が終わって打ち上げして、
よい感じに酔っ払って帰宅しましたら
NHK-BSでウィーン国立歌劇場の「こうもり」をやっていまして。

ああー懐かしいなぁー
ああーウィーン行きたいなぁー
お世話になった下宿のおばあちゃんどうしてるかなー
元気かなぁ・・・もうけっこうなお年だったからなぁ。。。

となりまして。
テレビなどでウィーンの映像を見たりするたびに
同じようなことを思い、
だったら、ウィーンのおばあちゃんにお手紙書くなり、お電話したりすればよいのですが、
いつもは、退化したドイツ語をきちんとしないと・・・という理性が働いてしまい
葉書一枚書くのに一大イベント!みたいになっちゃって
ついつい、腰が重くなっちゃうのですが、

ゆうべは、酔っ払った勢い?というか
えーい!まどろっこしいから電話しちゃえー!
と、
スカイプで突撃生電話。
ウィーンの、おばあちゃんのお宅の固定電話にかけても
とーっても安いです。
いい世の中になったものです。

日本が夜中、ということは
ウィーンは夕方。

おばあちゃん、以前とまったく変わらない調子で
電話に出てくれました・・・!!!

ハロー、ハロー、と電話の向こうで言われても
最初、声が出てきませんでした。
おばあちゃんが元気でいてくれたことがうれしくて。

おばあちゃん、ちはるです、
おぼえてますか?日本から電話してるよー

といったら

あらー!元気だった?
ちはるのことをいつも思い出してたよ、
妹さんやご家族やご主人は元気?
ウィーンは寒いよー、私も年をとったけど元気だよー

とのこと。

ああー、本当に、よかった!!!
ちょっと泣きそうなくらいうれしかったです。

時間にして10分弱、たいしたことは話しませんでしたが
おばあちゃんの声を聞けて、すごくほっとしました。

たまにはお酒の力を借りるのも悪くないですね(違)


今年の夏は・・・久しぶりに・・・
ウィーン、行っちゃおうかなぁー♪

・・・退化したドイツ語の建て直しも図らねば。。。

by takahashi_chiharu | 2012-01-22 13:25 | 日々のこと | Comments(2)

バッハ×2

昨日、ターフェルムジーク鎌倉さんのカンタータのアリア合わせに伺いました。
本番は来月。2月18日(土)、14時開演です。

今回はアリアが二つ、レチがひとつ。
昨年末に一度、合わせに伺っていたのですが、
ふたつのアリアとも、以前に比べ格段に生き生きとして、
とーっても歌いやすくなりました♪♪
どうやらコーチのご指導が入った模様。すばらしい!!
カンタータ115番のアリアは非常にゆったりとした3拍子で
「ああ魂よ、まだ眠っているのですか、
はやく目覚めないと「罪」に襲われ、永遠の眠りにつくことになるのです」
と、厳かに歌うのですが
前回の合わせでは「さすがに・・・重苦しすぎるのでは」という感じだったものが
緩急がついて、中間部の表現では
ますます生き生きと、オケと歌との掛け合いができるようになり
罪が迫りくる様子、目覚めよと呼びかける声が聞く人に迫る・・・
そんな表現に近づいたと思います。
70番のアリアでは
「さぁ早く悪魔から逃れなさい、炎が迫っているのです、
しっかり目覚めて、今が最後のときだと信じなさい」
という歌詞で、直訳するとなんとも恐ろしそうな光景ですが
こういう曲でも、バッハはどこか優雅さを忘れないというか
8分の6拍子の、リズムの流れの上に
歌とチェロの、それぞれの16分音符の連なりを重ね合わせ、絡まり合わせて
めらめらとゆれる炎と、そこから速やかに逃れて行く様を
軽やかに美しく表現しています。
でも、音符の数が多いと、つい細かいところを見がちというか
チェロとあわせなきゃ、きっちり・・・としすぎて
流れない、広がらない歌になっていて。
それを、指揮の大竹先生が
「旋律の鍵になっている音を見て、大きく捕らえていったら」と仰ってくださって
それで、この曲もすごく流れがよく、それでいて言葉を表現できる自由を持てるようになって
非常に歌いやすくなりました!
ほー☆なるほどー!と、目からうろこな気分。

来週はホールでの練習もあります。楽しみです♪

今回で、このカンタータシリーズは最終回です。
「一度聞いてみたかったんだよな(でも逗子だからな)
なんて思っていらっしゃる皆様、お聴きのがしなくー。
チケットのご用命は
takahashi_chiharuあっとexcite.co.jp
(あっとは@と読み替えてくださいね)
までご連絡くださいませ。


それと、バッハでもうひとつ。
東京バロック・スコラーズ(TBS)の「マタイ受難曲」ですが
いよいよ、チケットの発売が開始されます!
TBSの素晴らしいところは、ただ演奏をするだけの団体ではなく
取り組む作品についての勉強の場を設けている事。
今回も、7月1日の演奏会に先駆けて、「マタイ受難曲」についての講演会
6月9日に求道会館にて予定しています。
講師は日本におけるバッハ研究の第一人者でいらっしゃる磯山雅先生。
演奏会のチケットをお持ちの方は、磯山先生の講演会を無料でお聴きいただけます。
ご興味のある方は、ぜひお早めにチケットをお求めください。

こちらも、チケットのお申し付けは
takahashi_chiharu@excite.co.jp
までお願いいたします。

by takahashi_chiharu | 2012-01-20 13:01 | リハーサル日記 | Comments(0)

お役目を果たす

今日は、東京音大大学院伴奏科の修士演奏会でした。
ホールリハーサルから一週間、
ピアニストちゃんは、いよいよ演奏魂に火がついたといいますか
合わせをしていても、わりとノリノリな演奏で。
いや、多分、ホールでリハーサルをしてみて、
「やっても大丈夫」なこと、
音量、とか鍵盤のタッチの強さ、などの上限がわかって
自由に弾けるようになって、
もともと持っていた「演奏魂」が表にでてきた、ということなのでしょう。
そうなると、コルンゴルトの歌曲というのは
ピアノパートだけで弾いても、十分メロディックで美しく
愛らしく、生き生きと若々しい曲たちなので
練習も、ますます楽しくできたのではないでしょうか。

でも
やはり、「歌曲」の表現は、どの一瞬を切り取っても(たとえピアノパートであっても)
「言葉」から生まれてくるものでありたい。
そして同時に、
「言葉」に命を吹き込むのは、コルンゴルトが書いた音楽であり
音楽の力を借りて、いかに生き生きと「語る」か。

「音楽」が先か、「言葉」が先か―
リヒャルト・シュトラウスの「カプリッチョ」というオペラのテーマではありませんが
音楽の躍動と、言葉のメッセージ力が
絶妙なバランスで拮抗しているのが
魅力的な「歌」なのではないでしょうか。

昨日、最後の合わせをしたときに
「もう一回だけ、詩を読んでみてね」
とピアニストちゃんにお願いをして、
私も詩を読んでみました。
コルンゴルトの選んだ詩は、
彼自身がつけた音楽の性格とは裏腹に
世に出られなかった詩人をまつゆきそうになぞらえたり、
若き日の思い出を振り返る大人(もしかしたら老人)の歌だったり
第一次大戦で戦死した兵士をしのぶものであったり
言葉のうしろに広がる世界に、すきとおった悲しみがあるような
そんな詩ばかりだったのです。
だから、表向きの、音楽の若々しさ、甘さ、かわいらしさだけじゃない
奥行きも感じられる歌にできたら、いいなぁ・・・
そんなことを考えながら、本番を迎えました。

本番では、
今まで一番、表現の幅が広がり、多彩にできたと思います。
・・・あ、ピアニストちゃんがね。
間を作る、音の色を変える、重みを持たせる、軽快に粒立たせる・・・
本当に、いろんなことができて。
しかも、自由でいながら、詩をうたう私のことを置いていくこともなく。
私も、
今日は、ピアニストちゃんの本番であり、私は「共演者」。
彼女が弾きたいように、やりたいように音楽できるように、歌おう。
だけど、ピアノについていくだけじゃなく、言葉を語ろう。
と思い、
時に流れに乗せてもらい、時に私が間を作りつつ
歌えたと思います。
もちろん、発声面とか、言葉の処理とか、反省点もなきにしもあらずでしたが
(レッスン行きたいなぁ。。。)
今やれることは、わりとできたと思います。


演奏が終わって、
ご指導いただいていた先生に講評を伺うと
ピアニストちゃんの、2年間での成長ぶりに、感無量のご様子でした。

今日の演奏会目指して合わせを始めたころ、
「歌の伴奏は、器楽とのアンサンブルより難しい」
とピアニストちゃんは感じていたようです。
言葉の子音を聴いて、ブレスを聴いて
鍵盤をタッチするタイミングを歌い手にあわせないといけない、
歌の音域が低いところでは音量を絞らなくてはいけない、
楽譜には指示されていないけど音の伸び縮みがある・・・などなど。

でも、
合わせを重ねていくうちに、
歌の伴奏も楽しめるようになってきたようでした。

そして、今日の演奏。
「歌の伴奏」とは「歌い手の後にくっついていく」ことだと
思っていたかもしれなかった彼女が
自分のコルンゴルトを作ってくれたと思います。
私のことも忘れないで、ね。

ご指導いただいた先生のご様子から察するに
なんとか、お役目を果たすことができたのかな。


思えば、
私も今まで、素晴らしい先生方や、伴奏してくださったピアニストさんたちから
なんと多くのことを学ばせていただいたことでしょう。
言葉を歌うということ、
音を聞くということ、
詩に対して想像力を膨らませ、
それを、体を使って、テクニックを使って表に出す。
まだまだまだまだ全然できてないですが・・・
私は今まで、レッスンや合わせで
なんどもなんども「ああ幸せだなぁ~」と思ってきたし
「ああこの曲いい歌だなぁ~」と思ってきて、
なんとかしてそれを自分で、舞台上でできるようになりたい!と思って
ここまで来ているような気がして、
だから、この先私と共演していただく方とも
ぜひそういう思いを共有したくて。

私が教わってきた、幸せの記憶を
ほんのちょっとでも、伝えられたら。

先生たちが私に見せてくださる、
魔法のような、ひと言や一声、ひとつの音には
とうてい、及びませんが。

ああ、もっとこういうことできたらいいのになぁ。
私自身も、自分の歌い方、音楽への向き合い方を
振り返り、さらに先へと向かえる
素晴らしい勉強のチャンスでもあるのです。

いまのところ、私が学んできたことの「還元」を
一番できるお仕事(と呼んでいいのかよくわからないけど)だと
思っています。
もしかしたら声楽家を育てるより向いてるんじゃないかとひそかに自負。


あー楽しかった。
昨年10月からの合わせから、今日までが。
ピアニストちゃん、お世話になりました先生、
素晴らしい機会をいただきまして、本当にありがとうございました。

by takahashi_chiharu | 2012-01-17 23:30 | 演奏会記 | Comments(0)

おうちで「バタ丼」つくってみた

このブログ、「アクセス解析」というのができるんです。
1日の訪問者数はもちろんのこと、どんな検索エンジンからアクセスしているか、や
どんな「検索ワード」を入れたときに、このブログにたどり着いたか、
なんていうこともわかるんです。

それで、たいていの方は
「高橋ちはる」
という私の名前を検索窓に入れて、このブログを発見してくださっている、と思うのですが

昨日、一日の訪問者数が
久しぶりに100人超えまして。
・・・?なにがあった・・・?と
アクセス解析結果のページで「検索ワードランキング」を見ますと
「バタ丼」
「豆腐のバター焼き丼」
「芸大の学食名物 豆腐のバター焼き丼」
「バタ丼の作り方」

などのワードが10位以内にランクインしているではありませんか。
どうやら、世の中では「バタ丼」と検索窓に入れると
このブログが出てくるらしいのです。
多分、このエントリが原因のようで。

このブログを大勢の方に見ていただけるのはうれしいけど・・・
ちょっぴり複雑。。

よーし!
こうなったらバタ丼をおうちで作って、レシピあげちゃうもんね♪♪

と思って、今夜作ってみました。

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「おうちバタ丼 2012.1.13版」のレシピ。

<材料(二人分)>

・木綿豆腐 1丁
・もやし   一袋(200g)
・豚コマ   100g     

具のバランスはお好みで。
もやし多めが本家っぽいかな。

・バター(本家・大浦食堂ではマーガリンを使用しているらしい)  大さじ2
(ヘルシー志向の方は半量をサラダ油にしてもよいと思いますが、
バターをケチらないのが美味しさの決め手です)

(・味の素   ふんだんに)
・しょうゆ   大さじ1強
・塩こしょう   少々

<作り方>

1.お豆腐をキッチンペーパーで包んで電子レンジで3分加熱し、水気を切る。
 (本家・大浦食堂の火力は業務用ですので、強火で勢いよく火を通すので
  この作業はしていないと思いますが、
  おうちで作るときはお豆腐の水気を少なくしておいたほうが美味しくできると思います)

  水切りしたお豆腐は3cm角程度の角切りにする(小さすぎないように)。
  もやしは水洗いしてスタンバイ。

2.フライパンにバターを落とし、お肉を炒める。
 表面の色が変わったらお豆腐を入れ、形を崩さないよう気をつけながら焼き付ける。

3.あまり間を空けずにもやしを投入。蓋をして手早く火を通す。

 (お肉は今夜のオプションであり、
 具は木綿豆腐ともやしのみ、が正しいバージョンですので、
 正式バージョンの場合には、もやしに火が通ったところで
 味の素をふんだんに投入します。
 今回はお肉入りでうまみがでますし、
 我が家には味の素がないので、省略www)

4.お醤油で味付け。お好みで塩胡椒も使い、味を整える。

出来上がり。
少し深さのあるお皿にもりつけて。
食べる時に七味唐辛子を振るのが大浦流です。
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出来上がりはこんな感じ。
この状態は「豆腐のバター焼き」ですね。
浅いお皿にご飯を盛って、その上に盛り付ければ「バタ丼」になります。
f0232910_23345550.jpg

※写真はイメージです(笑)
これは今夜のではなく、以前作ったもの。
お豆腐ともやし以外に、豚コマ・キャベツも入った、本家ではめったに見かけないレアバージョンwww


ちなみに、クックパッドにもいくつかレシピがあり、
「バタ丼」「豆腐のバター焼き」などでヒットします。

ごろ犬さんの「The バタ丼」
shiunkaさんの「もやしと豆腐だけ♪ バタ丼」
など。

私のなんかよりよほどきちんとしているので
ご参考になさってくださいね。

そしてやはりお時間のある方は本家「大浦食堂」でもお試しください♪
芸大美術館にお出かけのついでなど、いかがでしょうか☆


・・・これでますますアクセス数が増えちゃったりして(笑)

by takahashi_chiharu | 2012-01-14 00:01 | 日々のこと | Comments(1)

東京音大伴奏科修演 ホールリハ

昨日は、東京音大で
伴奏科の修士演奏会のための、ホールリハーサルをしてきました!

東京音大の大学院には「伴奏科」があります。
歌の伴奏としてのピアノ、器楽とのアンサンブルでのピアノを専門に勉強する科です。
この科がある大学(院)は、日本ではまだ少ないですが
伴奏ピアニストさんを必要とする私たち歌い手や器楽奏者からすると
ぜひぜひ、発展していただきたい分野です!

ご一緒しているピアニストさんは
私と、コルンゴルトの「素朴な歌」作品9を演奏し、
さらにチェロとのアンサンブルでR.シュトラウスとシューマンの作品を演奏します。

年末年始も、合わせを重ねて
ずいぶん、いろんなことから自由になってきました。
楽譜に書いてあるから、こういう打ち合わせをしたから、という
約束事としての表現ではなく、
テキストを語るための手段としての、いろんなこと。
「前奏が始まったところからお話がはじまって、
こうで、ああで、それで、こうなって・・・と全部語って、
そして最後の一音までお話の中にいられるといいね」
というようなことを、ピアニストさんと言い合って。

私も彼女も、やっと曲が体になじんだ気がします。

そして迎えた昨日。
ホールでのリハーサルの前に、レッスンに伺いました。
秋から、ピアニストさんのレッスンに同行し
彼女の伴奏で私が歌うのを先生に聴いていただき、
アドヴァイスをいただいてきましたが
昨日が最後のレッスンでした。

先生も感慨深いご様子。
2年間で、本当によく成長したね、と。

いざ、ホールでのリハーサル。
コルンゴルト、シュトラウス、シューマンと
すべて演奏すると、演奏だけで合計50分以上!
すごい。
けど、リハーサル時間は一人1時間と決まっていて
そのなかで、ピアノの位置を決めたり、ピアノと歌、チェロのバランスを聴いてもらったりと
時間との戦いです。

ホールで演奏してみると、
小さいお部屋で演奏していたのとは響きが違うので
自分の声がどう聞えていっているのか、に意識がいってしまって
ちょっと、ピアノとのアンサンブルへ耳を働かせるのが、おろそかになっちゃったかなぁ。

でも、先日の「ロ短調」の、5日のリハの際に気づいたことがあって
それは、「頑張らなくても聞える」ということをもっと信じてよい、ということ。
「ロ短調」では、ソリスト5人だけでのアンサンブルをする部分がけっこうあったのですが
普段は(他の団体では)合唱団全員で歌っているわけで
ソリスト5人で歌っても、合唱団全員で歌っても、
歌と一緒に演奏してくれるオケの編成は変わらないわけで
(オケの皆様がいくら繊細に演奏してくれたとしても)ソリスト5人では聞えづらいんだろうな、
と思っていたのですが、
録音を聴いてみると、思った以上に聞えている。
へーっ、結構聞えるもんなんだなぁ・・・なんて。
(もちろん、オケのみんながバランスに配慮してくれてるから、というのを加味した上で)
楽器の音と、人の声では音質が違うから聞える、って言うけど
これが、そういうことなんだな、と。
なーんだ、だったら頑張りすぎないほうがいいんだー、と。

いつも、なんとなく頑張っちゃうんですよね。特に中間~低音。
聞えるかな?って不安になって、
頑張ってる自分の体の感覚に頼りたくなるというか。

昨日は、その「ロ短調」で感じたことを生かして
やりたい表現以上には、がならないようにしよう、と。

で、昨日の録音を聴いても、
やっぱり聞えてる♪♪よかったー。

いいこと勉強できたかも。
・・・いや、今までも「がんばりすぎないで」といわれることありましたけど
自分でその感覚をつかめないと納得できないところがありまして。
あと、声がはまりにくい、すっぽ抜けやすい中間音が
昔よりもましに歌えるようになってきたというのもあると思います。


よーし。
あと1週間、隙間なくブラッシュアップしていきます!

大学院の修士演奏会というのは、
普通の大学だったら卒論、卒業試験みたいなもので
みなさん、1年かけて、演奏を練りこんできます。
当然、曲に対する思い入れも深くなるし、気合の入った演奏ばかりです!
入場無料で、どなたにもお入りいただけますので
1月17日(火)、平日のお昼間ですが、お時間ある方はぜひおでかけください!
東京音楽大学のキャンパス内、A館という建物の中あります
「100周年記念ホール」で演奏します!
朝11時から?夕方5時くらい?まで次々と演奏が行われますが
私の出番は14:10から、お昼休憩終わって、後半のトップバッターとなります。

伴奏科の学生さんたちの学びの集大成を
多くのお客様に聞いていただきたいです♪

by takahashi_chiharu | 2012-01-11 10:54 | リハーサル日記 | Comments(0)

1/7 慶應コレギウム・ムジクム「ロ短調ミサ曲」演奏会@日吉

1/6は、丸一日、心行くまでだらだらして、
なるべく黙って過ごして、

また、新しい気持ちで臨もう!
と挑んだ7日の演奏会。

この日は、慶應義塾大学の日吉キャンパスにあるホールでの演奏会でした。
ホールの入っている「協生館」という建物自体が非常に新しく、
建物の中に、
コンビニはおろかコーヒー屋さんにアイリッシュパブに高級レストラン・・・と
多様なお店が入ってて、
もはや大学の施設とは思えない雰囲気。
さっすがだなぁ~☆G大とはえらい違いだ。。。


さて、そんな中臨んだ本番前のリハーサルですが、
皆さん5日の演奏の録音を聴いたらしく、
テンポなどしっかり修正をかけていらっしゃる。すばらしい!!
指揮の石井先生からも、いくつかの曲について
「あせらないで」とのご注意が。
・・・5日に「無我夢中」で演奏してたのは私だけじゃなかったのね(笑)
で、私のアリア2曲もリハしていただいたのですが
「Qui sedes」の前奏で、ソロを吹いてくれるオーボエちゃんが
やはり「5日は突っ走った」と感じていたのか、ちょっと落ち着き気味のテンポで
前奏を作ってきてくれて、
全体リハが終わった後で、二人だけでさくっと練習させてもらって
一緒に動いていこうね、と確認し。

いざ2度目の本番へ。
5日の演奏の集中力、高まり方は本当に感動的ではありましたが、
すべての曲で、5日の演奏よりも、7日の演奏のほうが
音楽的内容が充実しているのを感じました。
集中の初回、充実の2回目、って感じかなぁ。どちらもそれぞれによい味があると思うけれど。
セクション間で、お互いを聴くことに慣れたというのもあるでしょうし
教会という、人が密集しているのに天井が高いために響きが遠くで聞こえるという環境から
ホールの舞台上、という音が聴きやすい環境になって
よりいっそう、演奏者全員が一体となった演奏へと変化できたように思います。
そして件の「Qui sedes」では、
満席のお客様を前にして、緊張感が胸にぐっと迫ったときに
「そうだ、私は一人じゃない、オーボエちゃんと一緒に動いていけるんだ」
と思ったら本当に体のこわばりが解けて
楽しく歌いきることができました。
もちろん、私とオーボエちゃんのデュエットに付き添ってくださった
弦と通低セクションの皆様のご協力のお陰でもありますが
皆様、本当にありがとうございました。

それから、第2部ではソプラノⅠとのデュエット「Et in unum」もあるのですが
これはお友達の高島敦子ちゃんとふたり、とっても楽しくデュエットできました♪
あっちゃんの声はまろやかで柔らかくて、
アンサンブルするのがとっても楽しいのです☆
実は、あっちゃんには急遽メンバーに加わってもらって
すでに入っていたお仕事の合間に、「ロ短調」のリハーサルにも出席してもらったりして
年末年始という時期もあり、とっても忙しく大変だったと思うのですが
やっぱり、あっちゃんと歌えてよかったー☆と思いました。
ありがとう、あっちゃん♪

そして、最後の「Agnus Dei」。
心のどこかに、5日の演奏の、無心だった自分と
今の状況におかれた自分を比べている自分がいました。
でも
今日は今日。と思って。
欲張らず、流されず、最後まで気を抜かず・・・と思いつつ
何度も繰り返される歌詞をかみ締めて、歌えたと思います。

歌ったそばから満足できずに
もっとこうできたんじゃないか?って、もっともっと、って欲がでちゃって
結局、なかなか「やりきった!完璧!」とは思えない
それが演奏家なのかもしれません。
(と同時に、歌うこと自体が楽しくて、幸せだから、もっと上を目指したくなる。
だから演奏家やってるんですよね。)

「Agnus Dei」では
弦の皆さんの、私の声を聴いてくれてるのを感じられる、優しい音色と、
通低の皆様の、私の息遣いを全身で感じ取ろうとしてくれている
合いの手(←失礼?)とに包まれて
本当に、幸せに、ひたすらに歌えました。

・・・あ、でもほんとの意味での「反省点」としては、
BCJ仕込み(笑)のはずの合唱に、若干クオリティの低い部分があったということ。。。
うーん、こっちはほんとに完璧を目指したかったです。。。
ほぼ暗譜してる!と思って欲張って楽譜をはずすからいけないんですよね。。。
「本番で自分を過信しない」、かつ「怖気づかずにのびのびと」
まだまだですなぁ。



初めての「ロ短調」ソリストが、この演奏会で、本当によかったです。
石井先生ご夫妻、オルガンの佐藤先生、ソリストの皆様、
準備から片付けから打ち上げから、演奏だけでなく何から何まで頑張ってくれた学生の皆様
(早々に失礼してしまいましたが、打ち上げ楽しそうでした。。。
学部のときの「芸祭」を思い出しました。。。
私も、こういうイベントのときはいつも自宅へ帰るのをさっさと諦めて
盛り上がってたのを思い出しました。。。)

本当にありがとうございました!!


この演奏会では、懐かしい再会もありました。
私がかつて合唱団員としてお世話になり、バッハやヘンデルなどの宗教曲のお勉強をさせていただいた
カンタータ・ムジカ・Tokyoでご一緒していたご夫妻
(ご主人様がテナー、奥様がチェンバリスト)がいらっしゃるのですが
なんと、今回の慶應の学生さんオケの、コンマスくんが、そのお二人のご子息だったという
音楽やってるとわりとよくある「世間は狭い」というやつで。
「ロ短調」のコンマス(ヴァイオリンⅠ)は、オケのリーダーというだけでなく
かの名曲「Laudamus te」の美しく難しいソロを務めなくてはならないという重責もあるのですが
コンマスくん、ほんとうにものすっごく上手で!!
初めて練習にお邪魔して聴かせていただいたときからびっくりしていたのですが
それがまさか、昔お世話になった方々の息子さんだなんて。
そのご縁で、演奏会には懐かしい方々が何人もいらしてくださいました。
少しは成長・・・した姿を見て(聴いて)いただけたかしらん。
うれしかったです。

また、7月に「マタイ受難曲」でお世話になる東京バロック・スコラーズの方々にもいらしていただきましたし
お友達も何人か足を運んでくれました。
本当にありがとうございました!!


それにしても。
慶應の学生さんたちが、音楽に取り組む姿を見て、思ったこと。
彼らは、音大生ではありませんが
オケにしても合唱にしても、しっかりと演奏してくれる。
特に、楽器などは急に演奏できるようになるものでもないので
彼らのご家庭や、今まで過ごしてきた学校生活の中で、
音楽と触れ合う環境があった、ということでしょう。
本当に、素晴らしいこと。
彼らは大学2年生が多かったようですが
どうか今後、大学を卒業して社会人になっても
音楽を、人生の一部分として
ずっと、細くてもいいから、長く関わっていってほしいです。
そして、できれば自分より年下のひとや、将来生まれるであろうお子さんにも
音楽と付き合ってきてよかったことを、伝えていってほしいです。

自分の専門分野以外のことに、どれだけ興味・関心をもてるか、
時間と労力を投じることができるか。
「趣味」というひと言ではあまり括りたくないけれど
大人ひとりひとりが、そういうことをも大事にしていくことが
社会全体を豊かにしていくんじゃないかなぁ、なんて
思ったりしたのでした。


2012年、いいスタートを切れた・・・と、思います!!
まだ、「ロ短調」の余韻に浸りたいところですが、
さっそく、頭を切り替えて、次のこと。
東京音大での伴奏科修士演奏のホールリハーサルに向けて
今度は、コルンゴルトのロマン派リートへ、シフトチェンジ。
バッハも大好きですが、濃厚ロマン派リートも大好物です♪

あんぷあんぷ。。。。
あっぷあっぷ。。。?

by takahashi_chiharu | 2012-01-08 22:50 | 演奏会記 | Comments(2)

1/5 慶應コレギウム・ムジクム「ロ短調ミサ曲」演奏会@阿佐ヶ谷教会

5日、7日と2回公演だった「ロ短調ミサ曲」、
おかげさまで無事に終了いたしました!

2回終わってから、振り返りたかったので。
まず5日のほうから。

バッハ晩年の大作、
作曲家人生の集大成的な作品である「ロ短調ミサ曲」。
実は、初めてBCJの演奏に参加させていただいたのは
「ロ短調」の合唱でした。
すっごく必死でさらったのを覚えています。
それから、BCJでも何度か、他の団体でも
「ロ短調」の合唱は歌ってきました。
が、
ソリストを務めたのは、今回が初めてでした。
まして、合唱も歌い、アリアも歌い、
合唱の一部分はソリストのみでのアンサンブル・・・というカタチでの演奏は
今回が、まったくの初めて、未知の世界でした。


お正月明け、2012年の歌い初めとなった
5日の、阿佐ヶ谷教会での演奏会。
この日は、本来7日の本番へむけての「総リハーサル」という意味合いが強く、
入念なリハーサルが行われました。
リハが終わった時点で、けっこう消耗してしまって・・・
最後の最後に出てくるアリアAgnus Deiまで声が保つかしら・・・と
どきどきしながら、本番を迎え。

リハのときに録った録音を聴いて、さらにリハ中に客席からも音を聴いていたので
「頑張らなくても、絶対に聞こえる」
ということはわかっていたのですが
「とにかく余計なことは考えず、欲張らず、頑張らず、ひたすらに歌おう」
と自分に言い聞かせていました。

・・・そして、本番ではそんなことを言い聞かせるまでもなく
合唱も、ソロも、文字通りの「精一杯」の演奏でした。。。
何度も書きますが、大好きな曲たちなので
ハーモニーの中に身を浸しているのが本当に快感でもあったし、
全編にわたって、声をセーブするなんてことも忘れて
もりもり歌ったのですが、
第一部の、割と早い段階で
歌いなれたはずの合唱を歌っている途中で、
中間音がはまらずに、一瞬くぐもった声になった箇所があって
どうしよう・・・アリアのときにこんな風になったら・・・!!と
怖くなってお水を飲んだり、
(普段は舞台上にお水を置くことは滅多にしませんが、さすがにやばかったので)
声がはまらないのは発声が悪いのかも、と
合唱曲を歌っている間、常に自分の発声のポジションを確認しながら歌ったり。

アリアを歌うときは、前奏の間に

お願いですから助けてください、
心をこめて、聞いてくださる方に伝えますから、
私に声をください・・・

と何かに祈るような気持ちでした。
欲張る余裕などとうになく、
とにかく声帯がきれいにくっついて声がでてくれれば・・・という感じ。
それがかえって、肩の力と欲張る心を抜かせてくれたのか
アリアは2曲とも、思った以上に気持ちよく歌うことができました。
余計なことを考えず、ただひたすらに。
いや、「歌わせてもらった」という感覚だった、かも。
自分の力、だけじゃないというか。

いつもこういう、謙虚でつつましい気持ちでいれば
もっと人の心に届く歌が歌えるのかな・・・
本当に切羽詰まらないとこういう風になれなくてごめんなさい(笑)
ま、「上手に歌いたい」という欲があるからこその人間だ、とも思うし。


歌っている途中で、ふと
昨年3月に、BCJのお仕事でアメリカに行って
「ロ短調」を歌ったことを思い出していました。

大地震があった3/11は金曜日、
私たちは翌週の月曜日に、成田からアメリカへと飛んだのでした。
着いた先で目にしたアメリカのテレビのニュース番組は、
日本の地震のこと、原発のことを
繰り返し、繰り返し流していました。

メンバーみんなが胸に不安を抱えていたけれど、
「音楽家である私たちに今できることは、これしかない」
という思いで臨んだGrand Rapidsでの演奏会のときのこと、
一つ一つの曲に思いをこめて歌ったこと、
そしてDona nobis Pacemまで終わったときの、
会場からの温かい拍手に思わず涙がこぼれたこと・・・

そうだ、あの時の切実さ、音楽の力に思いを託したあの気持ち・・・
「ロ短調」という曲への向き合い方を、改めて思うことができて
ますます、こうしてソロも合唱も全部歌えることが、幸せに思えました。

慶應の学生さんたちは、
オケの方々も合唱のみなさんも
1年間の練習の成果を出すぞー!という気概に満ち溢れていて
この日の演奏は、テンポのりのりで、高揚感のある、キラキラした音がしていて
歌っていて本当に気持ちよかったです!!


新しい年の、歌い初めの演奏会で
こうして、再び「ロ短調」を歌えて、本当に良かったです。


・・・というわけで
長い長い、濃い、そしてとても幸せな一日が終わりました。
さすがに疲労困憊。

5日と7日の本番の、あいだの日
すなわち6日は、なんにも予定をいれず
ひたすら家に篭り「無言の行」をしていました。
予定いれなくて、ほんとに正解だった。。。


7日の演奏会へつづく。

by takahashi_chiharu | 2012-01-08 18:01 | 演奏会記 | Comments(0)

2012年前半 出演予定!!

主な出演予定を書いてみます☆
ぜひぜひ、私に会いに来てくださいね。
そしてぜひご感想などお聞かせくださーい。


★1月5日(木)・7日(土)
慶應義塾大学 コレギウム・ムジクムロ短調ミサ曲演奏会】

1/5 18:30開演
日本キリスト教団阿佐ヶ谷教会
1/7 18:30開演
慶応義塾大学日吉キャンパス
協生館藤原洋記念ホール


昨年3月にアメリカでも歌ってきた「ロ短調」ですが
ソリストを務めるのは、初めてです・・・☆
今からとても楽しみです。
どちらの演奏会も入場無料ですが
お早目のご来場をお勧めいたします。


★1月17日(火)
【東京音楽大学大学院伴奏科 修士演奏会】
東京音楽大学 A館内
100周年記念ホール

私の出番は4番目、14:10ころからの予定です。

今年も、東京音大大学院伴奏科の修士演奏会に
共演者として出演させていただきます。
今回取り組んでいるのは、
コルンゴルトというウィーンの作曲家による
「Einfache Lieder(素朴な歌)」作品9 です。
小さいころからたぐいまれな才能を発揮し
「モーツァルトの再来」ともてはやされた人でしたが
ユダヤ系の家系であったために、アメリカへの移住を余儀なくされ
図らずも初期ハリウッド映画の映画音楽の発展に寄与することになります。

「素朴な歌」はコルンゴルトが10代で書いた歌曲たちをまとめたもの。
全部で6曲からなる歌曲集ですが、
どの曲も「素朴」などでは決してなく、
チョイスされた詩の内容、つけられた音の充実振りが
コルンゴルトがいかに早熟な作曲家であったか、を
雄弁に語っている、そんな歌曲集です。

伴奏ピアニストとしての勉強をしてきた学生さんと
「ふたりで」つくるうた。
曲についてのイメージや、詩の内容について
あーでもない、こーでもないと、いろんな話をしながら
そして、演奏について試行錯誤しながら
私たちだけのうたをつくる時間が、やっぱり好きです。


★1月21日(土)
日本現代音楽協会創立80周年記念イベント
「新しい音楽のカタチ 軌跡と未来」2Daysコンサート

浜離宮朝日ホール
Voxhumanaとして、
「コンサート3 ヴォクスマーナ 精緻なる響き」
に出演いたします。
音楽ホールにて 18:45開場/19:00開演

通称「現音」さんのイベント。
二日間で5つのコンサート+
ボーナスコンサート(5つのコンサートのうち2公演分チケットを買うと聴けるらしいです)
合計6つのイベントが行われます。


★2月18日(土)
ターフェルムジーク鎌倉 バッハ教会カンタータ連続演奏会ⅩⅩ
逗子文化プラザなぎさホール
14時開演

いよいよ、ターフェルさんのカンタータ連続演奏会も
シリーズ最終回を迎えました。
私が始めて参加させてもらったのが、2005年1月の第6回演奏会。
それから、留学中はお休みしましたが、
たくさんのカンタータを勉強させていただきました。
「ヨハネ受難曲」のソリストもさせていただきました。
終わっちゃうなんて。。。

・・・でも、
「これで終わっちゃうなんて!」「残念!!」というお客様が大勢いらしたおかげで
7月に「アンコール演奏会」と
11月に「ロ短調ミサ曲演奏会」を行うんですが。
でもでも、それでほんとに終わり。さびしいなぁ。

今まで、この団体を力強く牽引してくださった団長さんの
バッハの音楽に対する熱い思いがあふれたブログを読んでいただくと
よりいっそう、演奏を楽しめるのではないかと思います♪

今回は、アリアが二つ、レチがひとつ。
合唱も含めて、心をこめて歌いたいと思います。


★3月11日(日)
【さくらの街熊谷 ガラ・コンサート】
熊谷文化創造館さくらめいと
14時開演

地元・熊谷での演奏会。
昨年、熊谷の音楽活動を長年にわたってご指導いただき
みんなの心の拠り所であった方が、おふたりも
あいついで、亡くなられました。
そこで今回のガラ・コンサートでは、その方々への追悼の気持ちを込め
モーツァルトの「レクイエム」を
モーツァルト自身が書いたといわれる「ラクリモーザ(涙の日)」まで
演奏いたします。
私はソリストで参加します。


★3月23日(金)
バッハ・コレギウム・ジャパン
東日本大震災チャリティコンサート】
調布市グリーンホール 大ホール
19時開演

主なプログラムは
・カンタータ第21番/第106番
・管弦楽組曲 第3番より エア(G線上のアリア)
・無伴奏チェロ組曲 より
・鈴木優人作曲:詩編130編《深き淵より》
です。

私は合唱で参加します。
チケットのお求めは、どうぞお早めに。


★4月6日(金)
バッハ・コレギウム・ジャパン
受難節コンサート2012 「マタイ受難曲」】
東京オペラシティ・コンサートホール
18:30開演

今年も、「マタイ」に参加させていただきます。
まだお聴きになったことのない方には
ぜひ一度、お聴きになってみていただきたいです。
今年も、渾身の演奏となると思います。


★5月13日(日)
【水芭蕉忌コンサート】
津田ホールにて

作曲家の中田喜直先生がお亡くなりになったこの時期に
毎年、中田作品による演奏会が行われています。
私は昨年2月に中田喜直記念コンクールで第1位をいただきましたので
そのごほうびに、私も出演させていただきます。


★6月3日(日)
志木第九の会 第15回定期演奏会
和光市民文化センター 「サンアゼリア」大ホール
15時開演

ご指導に伺っている「志木第九の会」の演奏会。
本当は、昨年9月に行うはずでしたが、
予定していた会場が震災の被害を受け、
ようやく、今年6月に開催の運びとなりました。
メインプログラムはヴェルディの「レクイエム」!
私も合唱で参加する予定です☆楽しみ!


★7月1日(日)
東京バロック・スコラーズ 第8回演奏会 「マタイ受難曲」
すみだトリフォニーホール 大ホール
15時開演
(14:30から指揮者の三澤洋史先生によるプレトークがあります)

こちらもヴォイストレーナーとしてお世話になっている
「東京バロック・スコラーズ(通称TBS)」の演奏会。
大好きな、(ひそかに毎回泣いちゃう)「マタイ」の
ソリストをさせてもらえる日が、来るなんて・・・!!!
ありがたいです。
うれしいです。
重責です。。。
頑張らねば!!!

今年は「ロ短調」と「マタイ」のソリストをさせていただく、ということで
これで、バッハの「4大宗教曲」(マタイ受難曲・ヨハネ受難曲・クリスマスオラトリオ・ロ短調ミサ曲)を
すべて、ソリストとして歌わせていただくことになります。
ヨハネはターフェルさんで2007年に、クリオラはTBSさんで2009年に歌わせていただきました。

ああ・・・
バッハのアルトは、やはり、歌い甲斐があります。
いいものにできるよう、今のうちからこつこつやりたいです。


★7月14日(土)
ターフェルムジーク鎌倉 アンコール演奏会】
逗子文化プラザなぎさホール
19時開演

主なプログラムは
・ハイドン:チェロ協奏曲 ニ長調
・バッハ:コーヒーカンタータ
・バッハ:カンタータ第147番
など。

私は147番のソリストとして出演予定です。


★7月16日(月)
【米澤陽子さんオルガンリサイタル】
カトリック聖アンセルモ目黒教会聖堂にて
バッハ:クラヴィーア練習曲集第3巻 の全曲演奏会。
私はコラールを歌う合唱隊に参加予定。
コレギウムやターフェルなどでバッハのカンタータや受難曲を歌ってきている私ですが
「コラール」っていうものについて、知っているような気がしているけど
ちゃんとお勉強してみたいなーと思っていたところへ
昨年4月のチャリティコンサートでお世話になったオルガニストの米澤さんが
お声をかけてくださり、お仲間に入れていただくことになりました。


★7月22日・29日
【夏に歌う ドイツロマンの風(仮称)】
7/22(日) 岐阜・高山市にて
7/29(日) 千葉・白井市文化会館にて

これは高山行きの旅行記の最後にも書いた演奏会。

主なプログラムは
・ブラームス:「愛の歌」(Liebeslieder) 
・歌い手4人によるドイツリートのひととき
・バッハ:カンタータ29番
などなど。


ふぅ~、毎月、それなりにいろいろありますね。。。
でも!
とっても楽しみな演奏会ばかり!!

ひとつひとつ、
早め早めに、じっくり準備して
自信をもって、皆様に聴いていただけるように
準備してまいります♪

ぜひ、今からご予定くださいませー★

by takahashi_chiharu | 2012-01-02 22:59 | お知らせ | Comments(7)