ぴかぴかの青空に、ふわふわ雲が浮かんで。
いいお天気でしたねー。

そんな午後、チャリティコンサートで歌わせていただきました。

こんなステキな教会で♪
(お御堂の中は基本的には撮影禁止のようでしたので外側だけ☆)
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お客様は超満員、300名近かったのでは?
教会で、2階のオルガン席から歌ったのは初めてでした。

私の出番は後半。
オルガンの米沢陽子さんが
今回の震災のこと、その影響で多くのコンサートやお仕事が中止や延期になったこと、
音楽家は無力だと思ったこと、でも何かしたいと思いこのコンサートを企画したこと、
そして
これから歌う「ピエ・イエズ」と「原光」はお客様みなさまと共に、
祈りをもって演奏したいと思う
と、お話をしてくださいました。
そして、まずデュリュフレの「レクイエム」から「ピエ・イエズ」。


慈悲深い主イエスよ、彼らに安息を与えたまえ。
永遠の安息を与えたまえ。



同じ歌詞を繰り返し繰り返し歌うのですが
歌えば歌うほど思いが募って

いい曲なんだなぁ。と改めて思いました。

続いて「原光」だったのですが。

デュリュフレで気持ちが高ぶってしまって

・・・もっと深くて静かなところから始めたかったなぁ。。。

大好きな曲ほど、もっと
心のありようから入念にリハーサルして
本番を迎える必要があるなぁ。。。

うー。
くやしい。
まだまだです。

どんなときでも、まずは自分の反省で
申し訳ないですが。。。


大好きな曲だからこそ。
誰よりもまず、自分自身が納得できる歌を。
動じなくなるまで、自分の中に落とそう。

いい経験でした。
こうやって歌う機会をいただいて
聴いてくださる方がいて。
ありがたいことです。

共演の方々、本当に素晴らしかったです♪
オルガン、チェロの無伴奏、バリトンの深々とした声、
そしてみんなで一緒に歌った「すべての山に登れ」。
とってもよいプログラムだったと思います。

今日は北関東からいらしてくださった方や
久しぶりに会えた友達や
たくさんの方にお会いできて
うれしかったです♪♪
山手教会の皆様、お声をかけてくださった米沢さんはじめ共演者の皆様
大変お世話になりました。
本当にありがとうございました!!


折りしも、あの震災から、四十九日を越えて。
それで何かが区切れるとも思えないほどの、
あまりにも大きな、しかもまだ進行形の悲しみだと思うけど
生きていく方々に、犠牲となった方々に
今日のコンサートが、いろんな形で
小さなお力添えをできるといいなと思います。
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by takahashi_chiharu | 2011-04-29 22:39 | 演奏会記 | Comments(2)

昨日は、いよいよ今週金曜に迫ったチャリティコンサートのリハーサルに
横浜のカトリック山手教会へ伺いましたー。

JR石川町の南口(元町方面)を出て、すこし歩くと
見上げるほどの高台に建物が・・・
きっとあの高台のどこかに教会もあるのだ、と思いつつ
まだお店が開ききらない元町商店街をうろうろ・・・
高台へ続く細くて急な坂道をえっちらおっちら登っていくと
急に、ものすごく閑静な住宅街にでまして。
おおー、こういうのが、かの有名な、いわゆる「山(の)手」なんですなぁ。
道の名前でいうと「汐汲坂」「代官坂」を登りきったあたり・・・
こんな名前も「横濱」っぽいですね。
趣のあるおうちが並び(おうちを眺めて歩くのが好きです)
音楽学部のある某有名女子大の校舎が点々と・・・
(G大とはえらい環境の違いだ。。。)
と、ほどなく教会のエメラルドグリーンの尖塔が見えてきて。
山手教会に着きました。

大きなおうちと静かな道と教会と。
一瞬、ヨーロッパに来たかのようでした。
もっと写真を撮っておけばよかったなぁ。

というわけで、コンサートにいらしてくださる方は
元町~山手町かいわいの雰囲気もどうぞお楽しみに。
お時間あれば、元町商店街のお店を除いてみるもよし
港の見える丘公園や中華街も近いですし
初夏の休日を過ごすにはもってこい!のロケーションです。

ただし!!!
石川町駅から山手教会へいくには
階段か、急な坂道か、
いずれにしても「登って」いかなくてはなりません。
さいわい、金曜日はお天気がよさそうですので
どうぞお早めに、のんびりとお散歩するおつもりで
お気をつけていらしてくださいね。


山手教会の中も、とってもステキ☆
白を基調としたクラシカルなスタイルで、しっとり落ち着いています。
やはりパイプオルガンは2階に設置されていて
「ピエ・イエズ」「アヴェ・マリア」「原光」は
2階から歌います。
お席にお座りのお客様には、後方の高いところから歌うので
振り仰いでみていただく感じになると思います。
「サウンド・オブ・ミュージック・メドレー」は1階で、お客様の前面で歌います。

教会は天井が高いので、1階で歌ったときは
あまり自分に声が返ってこないかな?と思ったのですが
2階で歌うと響きをたくさんキャッチできて歌いやすかったです。

デュリュフレの「ピエ・イエズ」はオルガンとチェロとご一緒するのですが
チェロがいい味出してる♪とても佳い曲です。
また、マーラーの「原光」では、オケ伴奏の音をイメージして
短い曲ながらも、
ここは金管楽器のコラールだから太めの音で・・・
ここはもともとヴァイオリンのソロが入っているから細く軽い音で・・・
などと、部分ごとに音色に変化をつけていただくことにしました。
こういう選択ができるのは、オルガンならではの楽しみですね♪♪

私の手元にあったチケットはおかげさまで出払ってしまったのですが
当日、直接教会にいらしていただいてもお入りいただける・・・と思いますので
ぜひ、横浜にお出かけください♪♪
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by takahashi_chiharu | 2011-04-27 08:35 | リハーサル日記 | Comments(0)

昨日は、4/29に予定しているチャリティコンサートの合わせをしていただきました。
オルガンの米沢さんがオルガニストを務めていらっしゃる教会へ伺っての練習。

バッハのカンタータなどで、舞台上で使用しているポジティフ・オルガンとは異なり
今回は、教会に設置されているパイプオルガンと共に演奏します。
オルガンは基本的には音「量」は変えることができません。
いろんな種類の音が出るので、その中から曲に似合う音色を選び出し、
曲の部分に合わせて変える→音質によって聞こえ方が変わる
さらに、いくつかの音を重ねる→音「量」が増える
ということで変化をつけているのですね。
ピアノは、演奏者のタッチで音「量」も音「色」も変わります。
そこがオルガンとピアノの大きな違いだと思います
(間違い&説明不足ありましたらぜひコメントください~)

また、オルガンは音の立ち上がりと終わりが非常にくっきりしています。
ピアノは立ち上がりの音色を決めるのはピアニストのタッチによりますし
終わりはくっきりさせることもぼやかすこともできます。
子音を伴っての発音の立ち上がりと
音を伸ばしたときの終わり方
こういう部分で、もっとオルガンと一体化したほうがいいな・・・
と同時に、オルガンの音色の中に溶け込むように終わっていったり
終わりだけじゃなく、母音の音色をもっと丸くするとか、
オルガンが和音を持続させている中で、はっきり子音を発音して終わったり
いろいろ、もっと意識して工夫する必要があるな・・・

などなど、探りながら何度か歌わせていただきました。

とはいえ、昨日の会場は本番をさせていただく教会とは違う教会だったので
本番を行う山手教会で、山手教会のオルガンと歌ってみないと
本当のところはまだわからないので、
昨日は「お試し」という感じでした。
本番は、どんな感じになるかなぁ。
来週、山手教会でリハーサルをさせていただけることになっています。
歌わせていただくのが楽しみです♪♪

それにしても、
ピアノ、オルガン、チェンバロなどの鍵盤楽器の方は
おうちにも楽器があって、練習なさるでしょうが
本番に使用する楽器に触れるには、直接会場に出向く必要があるし、
むしろ、たいていの場合、本番の日しか触れることができなかったりしますよね。
大変だなぁ・・・偉いなぁ。。。
などと思ってしまいました。

声なら、毎日、いつでも触れることができる。
・・・けど、毎日コンディションが違うのが問題で(笑)

そこを安定させていくための「テクニック」なんですよね。
あらためて。
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by takahashi_chiharu | 2011-04-20 10:03 | リハーサル日記 | Comments(0)

音楽の力 その2

昨日の「N響アワー」ご覧になりましたか?
4月10日に東京文化会館で行われた
チャリティコンサートの様子を放送していましたね。

指揮はズービン・メータさん。
震災の日、日本にいらしてその後帰国され、
このコンサートのために再来日してくださったのだとか。

曲はバッハ「G線上のアリア」と
ベートーヴェン「第九」。

「N響アワー」の中では第1楽章と第4楽章のみが放送されましたが
まさに気迫の演奏!
特に第4楽章、雷が落ちたように音楽が始まると
堰を切ったようにぐいぐい進んでいき、胸が苦しくなるほどに集中が高まって

そしておもむろに訪れる、あのメロディ。
とても細く、遠くからやってくる、喜びの歌・・・

ソリストが合唱を伴って「うた」が始まると。
舞台上の方々全員で
「音楽する喜び」に溢れていて、
緩むことなく、美しく
聴く者を、歓喜の渦へと一気に巻き込んでくださいました。

特に私が感動したのは、合唱!!!
豪奢な響き・・・
力強いのだけど、それは聴く者に圧力を感じさせるものではなく
どっしりとしていて、とてもきらびやかで美しかった。
皆さん本当に良い表情で歌っていらっしゃって。

「第九」の歌詞に


歓喜よ、あなたの不思議な力は
時代が厳しく切り離したものを再び結び合わせ
あなたの柔らかい翼の留まるところ
すべての人々は兄弟となる・・・



という部分がありますが、

きっと、そうだ。
心から思わせてくれる、美しさでした。
聴いていて、
演奏の皆様の表情を見ていて
(誰でも、何かに集中している表情というのは美しいものだと思います)

涙がボロボロでました。

合唱メンバーの中には、先輩や同期や後輩ちゃんや
お友達、お知り合いがたくさんいたので
こんな体験ができて、いいなぁ。。。 と
テレビの画面にむかって、うっとりしてしまいました。

皆様、本当にお疲れ様でした。

あーなんか書けば書くほど「ほんとはもっとすごい」と
思ってしまうのですが、
4月24日の朝6:00からNHK-BSで全曲演奏されるらしいです。
昨日聴き逃してしまった方は、ぜひぜひ。
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by takahashi_chiharu | 2011-04-18 13:37 | 行った聴いた見た読んだ | Comments(0)

楽に寄す

昨日は、芸大での同期である友人の演奏会を聴きに行きました。
フランスで研鑽を積んだ彼女。
彼女の歌を聴いたのは、何年ぶりだったんだろう・・・
懐かしく温かく、相変わらず羨ましいほどの美声が(彼女も私と同じメゾソプラノです)
さらに自由闊達に、のびのびとしていました。
大人になったなぁ。。。
って、同期なんですけどね(笑)なぜか母か姉な心境。
同期の歌を聴くのって、なんでこんなにうれしいんでしょうね。
と同時に、「うわー私も頑張らなきゃ!!」って気持ちになる。
こういう気持ちになったのは・・・みんなと、学校じゃなく
お仕事の場で再会するようになってからだと思う。

昨日のプログラムで特に印象に残ったのは、
シューベルトの歌曲「音楽に寄せて」でした。


音楽に寄せて

やさしき芸術よ、どれほど多くの苦しい時
わたしが人生のつらさに取り囲まれたときに
あなたは、わたしの心にあたたかい愛を灯し
わたしをより良い世界へと連れ去ってくれたことでしょう!

しばしば、あなたの竪琴から流れ出るため息、
あなたの甘く、聖なるハーモニーが
天国のようなより良いひとときを私にひらいてくれた
やさしき芸術よ、だからこそあなたに感謝します!



かなりの意訳です。。。

こんなときにも、音楽はやさしい。
こんなときだからこそ、歌い続けよう。
被災地の方々は立ち上がろうとしている。
まだまだまだまだ、道は長く険しいかもしれないけど
この歌のように、ほんの少しでも、
音楽に癒され、あたためられる時をもってもらえたら・・・

被災してない私たちは、なおさら。
生きてれば、こうして懐かしいお友達の歌を
うれしく、心強く聴くことだっててきるんだ・・・
ありがたいことだ。。と思いました。

今こそ、音楽に携わることができる幸せを胸に
お仕事したり、おいしくご飯を食べたりして
そしてずっとずっと気にかけていく。
形を示して、応援していく。

All JAPANで乗り越えていく、んだそうですから!
心ひとつに。

日々を無駄に過ごさない。
節電にもずいぶん慣れてきましたが
応援の気持ちは緩めずに。
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by takahashi_chiharu | 2011-04-13 22:30 | 行った聴いた見た読んだ | Comments(0)

芸大の博士課程を修了され、現在は教鞭をとりつつ音楽療法士としてもご活躍の
オルガニストの米沢陽子さんにお声かけていただき
横浜で、チャリティコンサートに出演させていただくことになりました!

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カトリック山手教会・東日本大震災チャリティコンサート

☆開演時間訂正しています☆
4月29日(金・祝)14時30分開場/15時開演
カトリック山手教会聖堂

最寄り駅:京浜東北線「石川町」元町口徒歩10分 地図はこちら
主催 : カトリック山手教会チャリティコンサート実行委員会(045-641-0735)

☆入場料☆ : 全席自由2000円、中学生以下1000円
収益金はカトリック仙台司教区を通じて被災地へ送られます。

出演 : 米沢陽子(オルガン)
     太田郁(オルガン)
     窪田亮(チェロ)
     田中俊太郎(バリトン)
     高橋ちはる(メゾソプラノ)
 
☆プログラム☆
J. S. バッハ : 前奏曲とフーガ 変ホ長調 BWV552
J. ブラームス : 日曜日(『五つの歌曲』より)
G. F. ヘンデル : オンブラ・マイ・フ 
J. S. バッハ : 無伴奏チェロ組曲第1番 ト長調 BWV1007 
M. デュリュフレ : ピエ・イエズ(『レクイエム』より)
M. マーラー : 《原光》(『少年の魔法の角笛』より)

バッハ=グノー : アヴェ・マリア
F. シューベルト : アヴェ・マリア 
R. V. ウィリアムス : 静かな午後(『生命の家』より)
サウンド・オブ・ミュージック・メドレー
                           

太字の部分は私が歌わせていただく曲。
サウンド・オブ・ミュージック・メドレーにも参加します♪

*****************************

日本に帰ってきてから、

ご飯は圧力鍋か土鍋で炊いています。
お湯を沸かすのを、ティファールの電気湯沸かし器からやかんに変えました。
スチームケース「ルクエ」を愛用していましたが
今はなるべく電子レンジを使わないようにしています。
それから、
ANAのマイレージを募金したり
i Tunes Storeで、チャリティアルバム(洋楽邦楽)買ったり
漫画家の井上雄彦さんとBEAMSのコラボチャリティTシャツ「Smile」
ネットで注文したりしてます。

炊き立ての土鍋ご飯はおいしいし
名前だけ知ってる・・・というアーティストの曲を改めて面白く聴いたり
笑顔のイラストにこちらが元気をもらったり。

これからも、ずっとずっと節電を心がけるし、
こうした、応援の動きには出来る限り、息長く参加していきたいと思っていますが

歌い手として
何か、できたらいいのにな・・・
新年度始まって、みんな忙しそうにしてるのに
私、けっこう、暇だ。。。
なんてちょっとさびしく(・・・いや、やることはあるのですが)思っていたら

お声かけていただけて♪
とっても嬉しいです☆

全体のプログラムは詳細わかり次第載せますが
私は、以下の曲を歌います。
伴奏はすべて米沢さんによるオルガン伴奏です。

♪デュリュフレ:「レクイエム」よりピエ・イエズ(チェロとご一緒に)
♪シューベルト:アヴェ・マリア
♪マーラー:原光

普段、歌うときの伴奏は圧倒的に「ピアノ」が多く
バッハなどの宗教曲以外の曲を、オルガンで伴奏していただくのは
おそらく初めてです☆楽しみ!

特に楽しみなのは・・・マーラー!!
今回歌う「原光」は、本来は交響曲第2番の第4楽章として
挿入されている曲(伴奏はオーケストラ)ですが
独立した歌曲として歌うこともできます。
ピアノ伴奏版でもとーっても素敵な曲ですが
やはり・・・いつか、オケで歌ってみたい。。。
いろんな楽器の音色に包まれて歌ってみたい。。。
と思っていました。
何種類も音色を選ぶことができ、しかも
ピアノと違い「長い音でも音量が保たれる」オルガンなら
オケで歌うような「包まれる」感が得られるかも・・・!

「原光」のテキストは、こんな内容です。


原光

おお くれないのちいさなバラよ
人は 大いなる悩みの只中にいる!
人は 大いなる痛みの只中にいる!
それより私は 天国にいたい!
私は広い道を進んでいった
すると天使が現われて 私を追い返そうとした
ああ、そんな! 私は追い返されはしない!
私は神より出でて 再び神のもとへと帰るもの
愛する神は 私にちいさなあかりをくださるだろう
それは私を照らしてくれるだろう 永遠の至福の生にいたるまで



ちいさなあかり。
希望。愛。ほほえみ。慈しみ。。。

これからも、ずっと私たちを照らしてくれると信じて。


大型連休の初日、
ぜひとも横浜に足をお運びください!!
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by takahashi_chiharu | 2011-04-06 21:41 | お知らせ | Comments(2)

音楽の力。

昨日は志木第九の会の指導に伺いました。


志木第九の会では、9月の定期演奏会に向けて
ヴェルディのレクイエムを練習しています。
毎週土曜日の夜が練習日なのですが、
地震の次の日は奇跡的に練習を行うことができ、
その後2週にわたってお休みせざるを得ない状態で
昨日は2週間ぶりの練習とのことでした。
久しぶりに団員の皆さんのお顔を見ることができて私も嬉しかったし
団員さん同士も集まれたことにホッとしているご様子でした。

アメリカで「ロ短調ミサ曲」を
歌詞の、言葉の力をかみ締めながら歌ったのと同じように
レクイエムの歌詞を
今までとは違った思いで、もっと強く心に問いながら
歌っていけたらと思います。

9月の演奏会では、ヴェルディのオペラ「ナブッコ」の有名な合唱曲
「行け、我が想いよ、黄金の翼に乗って」
も演奏します。


行け、我が想いよ、黄金の翼に乗って
行け、斜面に、丘に憩いつつ
そこでは暖かく柔かい
故国の甘いそよ風が薫っている!

ヨルダンの河岸に挨拶を届けよ、
そして破壊されたシオンの塔にも…
おお、あんなにも美しい、失われた我が故郷!
おお、あんなにも懐かしい、つらい思い出よ!

運命を予言する預言者の金色の竪琴よ、
何故黙っている、柳の木に掛けられたままで。
胸の中の思い出に再び火を点けて
過ぎ去った時を語るのだ!

あるいはエルサレムの運命と同じ
辛く悲しい響きをもった悲劇の詩を語れ、
さもなくば、主によって惹き起こされた美しい響きをもって
苦痛に耐える勇気を我々に呼び覚ますのだ!



イタリアだけでなく
世界中で愛されるこの曲。
この歌詞に、このメロディに託す「想い」は
人それぞれ。
いつの時代にも、聴く人、演奏する人の様々な想いを
すべて受け止めて、なぐさめ、勇気付けてくれた
「包容力」にあふれた曲、だからこそ
長く、広く、愛されてきたのではないでしょうか。

こうして、集まって歌えることに感謝して。
そして、
私たちが音楽に携わることも
前へ向かうエネルギーへと変換されると、信じたい。


日曜日は「N響アワー」を良く見ています。
今日は、N響の皆さんがアメリカで演奏した様子や
今回の大災害を受けて、ウィーン・フィルやベルリン・フィルが
追悼演奏をしてくれたことを取り上げていました。

ウィーンでの、バレンボイムのピアノ・・・
モーツァルトのピアノ協奏曲23番を、
ピアノを弾きつつ指揮をする「弾き振り」で演奏していました。
放送されたのはほんの一部分でしたが・・・
「悼む」という感情を、やさしく撫でてくれるような、やわらかいピアノの音色に
本当に、切なくなりました。


海外の人たちが
遠くの国、文化も言葉も違う国である日本へ思いを馳せてくれていること。
日本で、音楽を受け取る私たち。

音楽を通して、伝えたいと願う想い。
音楽を聴いて、そこから感じること。
両者は、100%ぴったり一致することなんて、
めったに、ない。
でも、そこに違いがあるからこそ、求め合い、認め合い、
そうして世界は広く、深く、つながっていくんじゃないかな。

それが本物ならば。
少なくとも、本物を目指していれば。
ひょっとしたら、自分が願っていた以上のものが
届けられているかもしれない。

それが、
不思議で、ステキな、音楽の力。


さて、私も
目指しますか。
道のりはまだまだ、始まったところだけど。
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by takahashi_chiharu | 2011-04-03 22:23 | 日々のこと | Comments(0)

ご愛顧感謝☆1周年

4月1日。

去年の今日、このブログをはじめたのでした。
いつも覗いてくださるみなさま
たま~に、の方も、はじめましての方も

ありがとうございます。

だぁれも覗いてくれてなかったら
さびしくて、閉鎖していたかもしれません。

振り返れば、
ここでご報告したあれもこれも
本当に、よい経験でした。
楽しく、ありがたく忙しく、初めての経験もいろいろあり
幸せな1年だったのではないかと。

これからも、どうぞよろしくお願いいたします☆


で、今日はといいますと。

お世話になっています伴奏の先生にお時間いただいて
合わせをさせていただいていました。

今のお題は

日本歌曲。
旭川から、まだ日本歌曲路線は、続いています。

2011年は
英語の作品に続いて日本歌曲、と
いままでずーっとメインとしてきたドイツ歌曲以外のジャンルを
勉強する年となりそうです。
昨年の1年間は「ここまでの勉強の集大成」という感じになったので
今年は「新たに幅を広げる年」にできればいいなー。
あとは、フランス物もやりたいのだけど
もうちょっとあとで。


日本歌曲。
外国語を、自分の中で自分の語感に変換して歌うのと違って
途中の手順が要らなくて、ストレートに、ダイレクトに
自分の中身と直結するようなところがあります。

だからこそ、
思いと体をとおる声とが
自分の、ほんとの奥底から、真ん中からでてこないと
なんだか、気持ち悪い。

口先だけでものを言わないように。
感情に任せて、体の真ん中から声を出すのを忘れないように。

それから、
自分の中身と直結してしまうだけに
今までの、自分のつたない経験とか、読んだ本の一節とか
見たもの、思ったこと、
そういう「自分の切れはし」があちこちから出てきちゃうような気がして

今までだって日本歌曲をいくつも歌ってきたのに
なんだか急に気恥ずかしくなってしまいました・・・ぽっ。

「歌う」って、自分の心のありようを
さらけ出すことなんだなぁ

と、改めて思ったりして。


誇張せず、でも満ち満ちて
歌いたいなぁ。

だって、歌えるんだもの。
こうして、やりたいことやらせてもらえるんだもの。


歌の、詩を
声に出してじっくり読んでみることから
もう一度やってみよう。

ブログを書き始めて1年経っても
こうして「うたごよみ」を書くことができて
しあわせですね。



・・・急に気恥ずかしくなったのは、どの曲を歌ったときか、って?
それは内緒です。
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by takahashi_chiharu | 2011-04-01 22:04 | 日々のこと | Comments(0)