学びの日!

昨日は、お友達に誘われて
アメリカで演出家/コーチとして活動されているIsabel Milenskiさんの
「ドラマティックコーチング」のレッスンに参加してきました!
オペラアリアを歌う際のアクティング(演技)を学びます。
私はモーツァルトの「皇帝ティートの慈悲」より
セストのアリア「行きますとも、だがいとしい人よ」を歌いました。

ただ歌うだけじゃなく、ジェスチャーを付けるレッスン。
キャラクターがそのアリアを歌う時の
心の動き、何に直面しているか、本当に求めているものは何か、をハッキリさせて、
歌詞の下に流れる「キャラクターの本音」や「心の動き」を
目線、表情、手の位置、身体や顔の向きなどで表すこと。

私が演じたキャラクター・セストは
思いを寄せるヴィテリアの愛を得るため、
大親友であり君主であるティトの暗殺を企てる・・・という
複雑な立場に追い込まれます。
取り上げたアリアでは
「(暗殺に)行きます!」とヴィテリアに向かって何度も宣言しながらも
・・・親友であり皇帝であるティトを殺すなどと、
そんな恐ろしいことが本当にできるのか?
・・・この国はどうなる?この俺はどうなる?
・・・ヴィテリアは本当に自分のことを愛してくれるのか?
と、様々な葛藤を抱えています。
同時に、ヴィテリアの神から与えられた美しさに魅了されているセスト。
この美しさのためなら何でもできる!と力をもらうのか
暗殺という重罪を犯す事を決意させるなんて、
なんてそら恐ろしい美しさなんだ・・・と畏れるのか
それでも悩みながら暗殺へと向かうのか・・・

これらの心の動きは、到底歌詞だけでは言い表すことができません。
そこで、「歌詞の下」に流れる心の動きを
ジェスチャーで示そう!というレッスン、なのです。
どんな小さな身体の動きも、ジェスチャーになりうる。
ジェスチャーの強さ、速さ、広さの組み合わせ。それは無限大。

どんなジェスチャーでも、自分が心から信じてやればそれが本物になる。
その瞬間の自分の気持ちによって
顔の向き、腕、目線、どこへ動いていくのかは自分でも解らないけれど
気持ちが原動力となって身体が動いていく、その様子を信じてあげること。
決して動作を作っていくのではなく
その時々の感情を細かく指定し、明確にし、積み重ねていくこと。

仰っていたのはそんなことだったかなぁと思うのですが。

結果、2パターンの心の動きによる2パターンのジェスチャーで
アリアを通して2回、歌うことが出来ました。
でも、
心の動きの過程、それに反応して生まれる身体の動きの組み合わせは無限大だから。
一度として同じ動きにはならないし、いくらでも自分で選び取っていける。
そうして生まれた動作は、とてもナチュラル。役が「生きて」いられる。

すごく楽しかったです。

そして、どんな風に動いても、モーツァルトの音楽が後押ししてくれる。
アレもありだし、ソレもあり、にしてくれる。
やっぱりモーツァルト天才!!

やっぱり演じるって楽しいですね☆

Isabelさん、ちょっと変わっただけでもすごく褒めてくれて、
創作の過程を大切にしてくれて、
すごくいい人だなぁ、いいコーチだなぁと思いました。
ワクワクなひとときをありがとうございました♡

ヨーロッパから帰ってからというもの、差し迫った大きな本番もなく
気持ち的にはのんびり、休養、吸収・・・の3月でした。
新年度、こんにちは。
来週からはBCJの「マタイ受難曲」のリハーサルがはじまります!
今年は国内で5公演!
すでに川崎公演はS/A席完売、埼玉公演はすべてお席が完売、と聞いています。
昨年の受難節コンサートは「ヨハネ」でしたので、
「マタイ」の演奏を楽しみにされている方が大勢いらっしゃるのでしょうね。
私も久しぶりに「マタイ」の合唱を歌えるのが楽しみです!!
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by takahashi_chiharu | 2014-04-05 12:40 | 日々のこと | Comments(0)