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プーランクの夕べ@オペラシティ

足利でのコンサートへの道のり、カウントダウン!状態ではありますが
昨夜は、オペラシティ・コンサートホールで行われた
「プーランクの夕べ」に伺いました!

もともとは、BCJでお世話になっている鈴木雅明先生がプーランクを振るのか!という興味と、
しかもその曲がかつて私も歌ったことのある「スターバト・マーテル」、
合唱は東京バロック・スコラーズ志木第九の会でお世話になっている
三澤洋史先生がご指導されている新国立劇場合唱団
雅明先生と三澤先生のコラボ・・・これは聴いてみたい!
という興味だったのですが。

期待以上のコンサートでした!

前半はピアノソロ、歌曲、器楽のアンサンブル
(ピアノの菊地さんは、ご自身もソロを弾かれ、なおかつ
前半のプログラムのピアノパートをすべてお一人で務められました!
すごい。このコンサートの功労者のお一人だと思う・・・)
後半はオルガンと弦楽、ティンパニの協奏曲、
そして「スターバト・マーテル」と
非常にバラエティに富んだプログラムでした。お得感満載。
かっこいい曲がたくさん!!

ちなみに、歌曲もすごくかっこいい曲がいろいろあるのです。
お勉強を始めたばかりのフランス歌曲ですが、
フォーレも、アーンももっとたくさんいろいろ歌って、
ドビュッシーとか、ほかにもいろいろ歌って、
そしていつかプーランクを歌ってみたい。
遠い目標です。

昨夜のプログラムの中で一番好きだったのはクラリネット・ソナタでした!
切なく、ちょっとだけさびしく、そしてかっこいいー!
オネゲル追悼のために書かれた曲、
そしてプーランク自身の葬儀でも演奏されたとか。
ふーーん…さすが、フランス人だなぁ…

六重奏曲も、皆様本当にお上手で。
声でも器楽でも、アンサンブルとはかくあるべし。すなわち、
出るとこは魅力的に出て、引いたり、合わせたり、追いかけたり…
とても楽しく聴きました。

オルガンと弦楽、ティンパニの曲もとっても面白かった!
ラッキーなことに、2階席どセンターという素晴らしいお席で聴けたので
オルガンの音色を真正面から堪能できました。

そしてそして、スターバト・マーテル。
なんともいえない素敵な音の瞬間が、いくつも。

そして何と言っても
新国合唱団の皆様のお上手なこと!!!
まろやか、柔らかな音色、バランスの良い和音。
合唱愛好家の皆様には、こういう演奏を聴いてぜひともお手本にしていただきたい!!
と思ったほどです。
素晴らしかったです。

新国合唱団の皆様は、オペラに合唱メンバーとして出演され、
お一人お一人がソリストとして活躍されている、実力ある方々です。
その方々が、このように
バランスの良い、音程のよい、しなやかな合唱をも歌われることを思うと
改めて、素敵だなぁと思います。

いやー、素晴らしい「プーランク祭り」でした!
ますます、フランス音楽への憧れが増しました!
この気持ちを糧に、日曜日のコンサートへ向け、最終調整に入ります!

by takahashi_chiharu | 2013-10-24 12:35 | 行った聴いた見た読んだ | Comments(0)