さいたまシティオペラ「電話/ヘンゼルとグレーテル」終演!!

約3ヶ月のお稽古を経て、
「ヘンゼルとグレーテル」の本番が、無事に終演いたしました。

この週末は、大荒れのお天気ではありましたが
会場入りするときも、すべて終わって帰るときも
結局、傘をささずに済み
お客様にも、あまりご迷惑をかけずに済んだのではないかと・・・
しかし、夜中には嵐が来る!という状況の中、
それでも勇気をもってさいたままでお出かけいただきましたお客様みなさまに
心から御礼申し上げます。
「天気悪い中、足を運んだ甲斐があった」と思っていただければ、幸いです。
また、今回は小さなお客様にもぜひオペラに触れていただきたい!と思って
宣伝をして参りましたが、
何人かのお嬢様方から「面白かった」「すごかった」とのお声をいただけて。
なによりのお言葉。励みになります。


今回の現場。
指揮・演出の先生方、舞台スタッフの皆様、
共にお稽古・共演させていただいた全キャストの皆様、
3公演分のお稽古&本番にお付き合いくださった合唱の皆様、
毎回のお稽古会場を準備してくださり、
本番でもスタッフとしてお仕事してくださった事務局の皆様&お手伝いの皆様、
本当に、すべての方々にお世話になりました。

和気藹々とした雰囲気の中で、
たくさんの、とてもよい勉強をさせていただきました。

ひとりで歌うときにも、きっと役立つことも。
どうやら、首を縦に振る、「振りかぶり」がすごく多いのです、わたし。
お稽古当初、「子どもらしく」を意識しすぎていて
変にデフォルメした、わざとらしい「こども」の演技をしてしまっていた、ということがあって
本番までに、どんどん「余計な動きは取る」の方向で
演出の十川先生がご注意くださって、
動きはずいぶんスッキリしたはず、なのですが。
たぶん、ソロで歌ってるときも、そうなってる時が、あるんじゃないかなぁ。。。
今まで、自分が歌っているところを「録音」することはあっても
「録画」したことはほとんどないので、
今度は「録画」もしてみようかなぁ。

歌曲って
大きな世界の一遍を切り取って
ルーペで拡大して、細かいひだまで見ているような
そんなところがあると思うのですが
オペラって・・・
大きなお話だからって、小さいところが雑になっちゃいけない。
せせこましくないほうがいいけど、心の移り変わり、
体の変化の「あいだ」を結ぶ心の変化も見せるんだ。
気持ちから出てくる動き・声・表情、が基本。ということを
十川先生には教えていただいたと思っています。

また、指揮の小崎先生には、
本番中もたくさん助けていただきました・・・!!
お稽古中、ある決まった箇所がいつも抜け落ちてしまっていて、
私にとっての「鬼門」なところがあったのですが
本番では、マエストロが大きく腕を振ってくださったおかげで
「そうだ、私もここは大きく腕を振るんだ!」と
落ち着いて歌えて(笑)
お稽古中の、例えが面白すぎて笑っちゃうご指摘も
本番中の指揮でのご指示も
「(良くも悪くも)歌い手をよくわかってるなー」と何度も思いました。
オペラの現場を数多くこなしてこられた方の、お仕事。すばらしい。

お二人の先生方のもとでオペラを一本勉強させていただけて
本当にありがたかったです。


それから、本番までの、心と体の持っていき方。

今回は、本番の約10日前に
「恩師を亡くす」という大きな出来事があり、
私などは、特段なんのお手伝いもできなかったのですが
それでも、「ヘングレ」そっちのけ、な数日がありました。
(お稽古を休むことなくご葬儀に参列させていただけたことは本当に感謝でした)
はっきりいってそんなことはなんの言い訳にもならないわけで
荒通し→通し稽古、のあたりは少し苦しい戦いになってしまい、
初めてホール入りしたGPもかなりドキドキだったのですが
逆に「本番では絶対にきっちりと、穴を埋めたい」という意識で、気持ちが引き締まり
本番中も、一場面ずつ落ち着いて演じることができ
結果としては「無事故無違反」で、幕が下りるまで駆け抜けることができました。
やるべきことをやれた、というのが
実は一番うれしいです。
まだまだオペラひよっこですから。

見た目より実は小心者、な私にくらべ
グレーテル役の細谷由香ちゃんは、実に落ち着いていました!
お稽古中から本番まで、一生懸命かつ冷静なゆかちゃんの隣で
何度も、「私も頑張ろう」と思わせてもらいましたが
GP、本番でのゆかちゃんの肝の据わり方は素晴らしかったです。
(まだ若いのに、そしてあんなに可愛らしいルックスなのに笑 
でもそういう「肝の据わったかわいこちゃん」は大物になる・・・と思います!!)

私は、そんなゆかちゃんを見て落ち着くことができました。
たくさんたくさんお世話になりました。
ゆかちゃんがパートナーで良かった。ありがとう。


自分が出た公演は15日夜に終わりましたが
16日昼には3組目の公演がおこなわれたので、再度ホールに足を運びました。
(当たり前ですが)演じているうちは、照明や舞台の全容を客観的に観ることができなかったので
客席から、舞台の演出が整った状態で通して観ることができて
とっても楽しかったです!!
また、3公演分のキャストには、共通した演出がついていたはず、なのですが
出来上がって本番を迎えてみると、細かい部分が組ごとに違うテイストになっていて
「へーっ、そこはそんな風にしたんだ!」とか
「あ、それは思いつかなかったなー、上手いな!」とか
面白く拝見しました。
そういう「へーっ」って思うものを見ると、
こんな風にもできたかな、もっとこうすればよかったかな、と欲も出て。
これが、舞台の醍醐味なのですね!!きっと。

そして、純粋に観客としても「電話」も「ヘングレ」もとても楽しみました!
「電話」もとてもよかったなぁ~♪♪
プロポーズ大作戦が無事に成功して歌うデュエットの部分は
本当に胸キュンですよねー!!


あー、楽しかったなぁ。
本当によい経験をさせていただきました。
考えたら人生初の「タイトルロール」を演らせていただいたわけで…
ヘンゼル「と」グレーテル、だからダブル主役みたいなものですが、
それでも、主役ですよ。要ですよ!!
…こんなヘナチョコなのに。
それなのに、萎縮することすら忘れて、日々自分のことに没頭し、お稽古に楽しく取り組めたのは
周りにいてくださった皆様のお優しさに包まれていたからだなぁ、と
改めて、感謝です。本当に。
オペラって楽しいなぁ、ってすごく思えた現場でした。
また、皆様とご縁がありますように・・・

また、ヘンゼルくんになれる日が・・・くるといいなぁー!!!
ほんとに楽しかったんだもん。

(あと、ほんとは・・・いつか魔女を演じてみたいのです☆ひそかな野望・・・!!
音域的には、いけると思うのです・・・♪)

ちなみに、今回はこんなお衣装でした☆
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グレーテルの細谷由香ちゃんと。

お世話になりました皆様、
いらしてくださったお客様、応援してくださった皆様
本当にありがとうございました♪
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by takahashi_chiharu | 2013-09-17 09:10 | 演奏会記 | Comments(2)

Commented by 藤田伊織 at 2013-09-21 14:23 x
楽しく見て聴かせていただきました。子供の頃読んだお話がこんなオペラで楽しめるとは幸せでした。最後に子供たちが呪縛をとかれるところは、ほろっときました。ヘンゼルの役は青木洋也さんには無理で、ちはるさんの勝ちでしょう。
Commented by takahashi_chiharu at 2013-09-21 19:57
>藤田様
大変なお天気の中、お出かけいただきましてありがとうございました!ご帰宅はスムーズでしたか…?
子供たちの魔法が解けるところでホロリと…なんて、なんとお優しいお心の表れたご感想でしょう。ありがとうございます!
勝ち負け…ではありませんが、カウンターテノールが担う役は王様やヒーローなど、ちびっこの私には逆立ちしたって出来そうにない役ばかりです(笑)
今回の公演で、こどもの役の楽しさを満喫しましたので(何回演じても楽しそうですが!)、そろそろ大人の女性の役作りを深められたら…とは思うのですが。また舞台に立てる日が来るよう、精進いたします。