志木第九の会演奏会終了。

志木第九の会の定期演奏会、終了しました!

今回のプログラムはオール・ヴェルディ。
本来は昨年9月に志木で演奏会をやる予定でしたが
地震の影響でホールに問題があることがわかり
そこからさらに9ヶ月ほど練習して、この日を迎えました。
前回の定期演奏会は2010年2月でしたから
実に2年4ヶ月かけてヴェルディの「レクイエム」に取り組んできたわけですね。

この練習期間の間に、
ヴェルディのオペラ「ナブッコ」から合唱名場面集も練習することになり
イタリア語で、早口で・・・と合唱団の皆様は大変だったと思いますが
よくがんばりました。

志木第九の会に伺うようになって3年くらいたつのかな。
今回の演奏会で初めて合唱団の皆さんと一緒に舞台に立ちました。
前回の演奏会ではモーツァルトのレクイエムの「字幕を出す係」で
本番当日は、自分は一声も歌っていなかったので
楽しい一日でしたが、やはり「歌いたいなぁ」と思ったのでした。
今回は・・・私も舞台を満喫しました!

演奏会はまず「ナブッコ」序曲から。
三澤先生の指揮が・・・かっこいい!
先生には、東京バロック・スコラーズでもお世話になっていて、
バッハを振る先生は存じ上げていたのですが
バリバリな、王道な、ど真ん中なイタリアオペラを振る先生を
初めて拝見しました。
先生・・・やはりラテン系な方なのでは!?と思うほどの入り込み方。
音楽に緩みも隙間も一切なく、
ぐわーっと高まっていく音楽!
オケの方々の音の鳴らしっぷりもかっこよくて
舞台上で序曲を聴いている間、密かにニヤニヤしてしまいました。
やっぱりいいなぁ、オペラも・・・
っていうかやっぱりヴェルディかっこいい。
オペラにももっと触れたいなぁ・・・と思いました。
そしていよいよ合唱団の出番。
ナブッコもレクイエムも簡単な曲ではありませんでしたが
曲のスケールの大きさに支えられて
健康的に、声を思いっきり出すことができて
喉はぜーんぜん疲れませんでした。

今回のソリストさんは、皆様今をときめく素晴らしい方ばかり!
普通、宗教曲のソリストというのは
ソプラノ・アルト・テノール・バス という4人で歌うよう
指示されていることが多いのですが
ヴェルディのレクイエムでは、アルトではなく「メゾソプラノ」。
メゾソプラノを自称する私としては素通りできない作品ですが
これが・・・相当難しい!ハードルが高い曲なのです。
まず、ソリスト4人のなかでメゾの出番が一番多い。
出てくる音域も広いし、高い音を出したすぐあとで
低い音を鳴らさないといけなかったり、
4人でのアンサンブルではソプラノを支える役割があったり
もちろん表現力もないといけないし・・・
とにかく、「まぁ、私にはまだまだ歌えないな・・・」という曲です。
そんなメゾのソリストさんは、憧れの先輩・山下牧子さんでした♪
第一線でご活躍されつつ、奥様として、お母さんとしても
奮闘しておられるまっこさん。
お歌もお声もますます進化されて…!素敵でした〜!
まっこさんのおおらかさ、お人柄も出ていたと思います。
あー私はいつになればあんな風に歌えるようになるのか…
でもいつかヴェルレク歌ってみたーい!

ソプラノの黒沢さんも…
力まずすっきり、でも響いて届いていて…
本当に素晴らしかったです。
お手本にしたいようなお声。
テノールの樋口さんもバスのタンさんも超かっこよかったー!
ソリストの皆様のお声を舞台上で聞けて、本当に幸せでした。

しかし、今回の演奏会は
100名を超える合唱団の皆様のパワーなくしては
音楽的にも演奏会自体も成功しなかったと思います。
私はヴォイストレーナーとして本番直前の発声練習を担当しましたが
直前まで伸びるみなさん!
いい演奏会にしたいんだなぁという気持ちが伝わってきて
うれしかったです。
土曜日のオケあわせ、日曜日の本番と連日の練習、
本番のホールでも楽屋とホールが遠くて
休憩時間もゆっくり休む場所を取りづらかったり
舞台に乗りながら裏方のお仕事も兼ねて下さったり
体力的にも大変な中、本当によくがんばられたと思います。
演奏会が終わった後、ソリストの黒沢さんとタンさんの応援にきていた
新国立劇場合唱団の皆様が
合唱素晴らしかったよ!とほめてくださっていましたよ~!!
(・・・これも打ち上げで言いそびれちゃった。。。)
また、お客様にも大勢いらしていただいて。
素晴らしい演奏会となったのは、皆様のおかげです。

だからこそ。
打ち上げで、黙っていられませんでした・・・
言っちゃいました、お小言。
皆様のやる気に触れていたからこそ。
プロだから、アマチュアだからとか関係なく
いい音楽、いい演奏会にしたい、
そのためにいろんなことをがんばって
本番の日を迎えられたんだと思うからこそ。
練習に伺うといつも温かく迎えてくださって
指導する立場でありながら、こちらが育てていただいていて
家族のようなあったかい雰囲気が大好きな団なだけに。
思わず言ってしまいました。

普段から言い方には気をつけるようにしているつもり、です。
伝え方、言葉の選び方、物をいうタイミングを上手にするかどうかで
同じ内容を伝えるにも、ずいぶんの差が出るし
相手に伝わるものも伝わらなくなってしまうことがあるからです。

しかし・・・
昨日は本番後のアドレナリン出まくっている状態で
さらにアルコールも入ってしまって
そこまで頭が働きませんでした・・・
自分は口が悪い、余計で不用意な一言を言いがちな人間だという
自覚はあるつもりなのですが。
たまに、やってしまいます。反省。

ごめんなさいね、合唱団の皆様。
でも、言い方、言うタイミングはまずかったかもしれませんが
言ったことは後悔していません。
これからもオケの皆様と共演していく機会があると思いますし
ぜひ、直していただきたかったから。

次の演奏会に向けて、またがんばりましょう!
よろしくお願いいたします。
本当に、お疲れ様でした!


さ。
6月の課題曲→モーツァルトとマタイに、本格的にシフトせねば!
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by takahashi_chiharu | 2012-06-04 10:06 | 演奏会記 | Comments(6)

Commented by 遠田 昭夫 at 2012-06-04 12:51 x
昨日は、本当におつかれさまでした。三澤先生の(オケだけの時の思い切りのよさ、コーラス部分は気を相当使われているのでしょう)の指揮ぶり、ソリストのすばらしさ(特に山下先生はソプラノとアルトを両方一人で歌うような大変な曲なのに、ゲネプロからずっと手抜きせず)、コーラスの本番の強さ(ゲネプロ等からは考えられない出来でした)、会場の響きのよさと観客の入り(開場1時間前に100名も並んでいました、実際ほぼ満席)、お客さまの暖かい拍手とすべてが揃ったよい演奏でした。私にとっても一生の思い出に残りました。
 打上げでのお小言ですが、私は大変よかったと思います。打上げではよかっただけではなく、しっかり反省して前に進むべきです。今回は3団体の混成部隊だったので、お互いに注意しずらい状況だったことも原因だと思いますが、初谷先生や初鹿野先生が注意してもなかなか直っていませんでした。
 大人だから当然出来るはずではなく、やはりしっかり注意するのは絶対に必要です。今後よりよい演奏が出来るようになってもらいたいという気持ちからのお小言ですから、そこを十分にわかり、むしろこんな発言をさせてしまった自分たちこそ大いに反省すべきです。
 
Commented by takahashi_chiharu at 2012-06-04 15:49
>遠田さま
まずはお疲れ様でした!!
そして・・・フォローありがとうございます(涙)。
やればできる、本番に強い実力をもっている皆様なだけに
舞台マナーもアマチュアの域を超えたものになっていただきたいとの
思いから、つい言ってしまいました。
オケの方々にも、気持ちよくお仕事していただきたいですし
プロもアマもオケも合唱も、一丸となって演奏したいですものね。
今後ともどうぞよろしくお願いいたします!
Commented by 桐 美枝 at 2012-06-06 01:17 x
志木第九の会、ソプラノの桐です。
演奏会、お疲れ様でした。
指導者の先生方とも、一緒の舞台に立つことが出来て、
とても嬉しかったです。
毎回思うのですが、三澤先生の指揮は本当に素晴らしいですね。
歌っている途中で、何度も涙が出そうになりました。
アマチュア合唱団にいながら、先生の指揮で歌えるなんて、
本当に本当に幸せだと思います。
打ち上げの席でのちはる先生のお小言は、当然のことだと思います。
言っていただいて良かったのではないでしょうか?
また次の演奏会に向けて、気持ちを新たにしていかなければならない場面で、当たり前のことが当たり前に出来なかったことを反省しつつ、
新しい曲に真摯に取り組んでいきたいと思います。
これからもよろしくお願いいたします。
Commented by takahashi_chiharu at 2012-06-06 08:00
桐さま
お疲れ様でした!!
三澤先生、長い曲でも暗譜で振られますからね。。。
それだけ、毎日毎日、
曲についてお勉強なさって本番を迎えていらっしゃるのでしょうし
曲への入り込み方が、我々とは別の次元になっていますよね・・・
すごい。本当に尊敬します。
また、フォローありがとうございます。
お小言のあと席に戻ったら初谷先生が
「さすがちはるちゃん、みんなの酔いも覚めるよ(苦笑)」
と言ってくれまして。。。とほほ。
確かに、本番の日くらいは達成感に浸ってもいいはずなのに、
なにも今日言わなくてもよかったか、申し訳なかった。。
と言った直後からすでに思っていたのでした。。。
私自身も、皆様と共に成長していけたらと思います。
こちらこそ、今後ともどうぞよろしくお願いいたします。
Commented by 大村里実 at 2012-06-14 10:09 x
【志木第九の会】アルトの大村と申します。
今回、初めて定期演奏会に参加しました。
ホールで歌う気持ちよさを味わえて感動しました('∇')
3月末に出産したばかりで子どもを控え室で待機させながらの演奏会になりましたが、これもいい思い出になりそうです。

ちはる先生のお小言、私はありがたかったです。
前日のオケ合わせの時から何度も注意されていたにも関わらず、当日のリハでも同じように注意されてしまいました。
せっかく素晴らしい先生方に指導していただけるのだから、歌の技術だけでなく、舞台に立つ時のマナーもきちんと学ばなくてはいけないと思いました。
今後ともご指導お願いいたしますm(__)m
Commented by takahashi_chiharu at 2012-06-17 18:59
>大村様
コメントありがとうございました!
かわいい赤ちゃんとご主人様にもご協力いただいてのオンステ、
達成感・充実感もひとしおでしたでしょうね。
私たちも本番前に和ませていただきました☆
ありがとうございました。

オケの方々は、ご自分たちの音はもちろんのこと、
合唱にもしっかりと耳を働かせて演奏なさっています。
では合唱の皆さんはどうかな?と振り返ったときに、
オケの方々が「さぁこれから!」と耳を澄ますタイミングで
ざわざわしているのは・・・
オケの方々に配慮がないのでは、と思ってしまったので。。

次回も素晴らしい演奏会を目指して、がんばっていきましょうね♪