1/7 慶應コレギウム・ムジクム「ロ短調ミサ曲」演奏会@日吉

1/6は、丸一日、心行くまでだらだらして、
なるべく黙って過ごして、

また、新しい気持ちで臨もう!
と挑んだ7日の演奏会。

この日は、慶應義塾大学の日吉キャンパスにあるホールでの演奏会でした。
ホールの入っている「協生館」という建物自体が非常に新しく、
建物の中に、
コンビニはおろかコーヒー屋さんにアイリッシュパブに高級レストラン・・・と
多様なお店が入ってて、
もはや大学の施設とは思えない雰囲気。
さっすがだなぁ~☆G大とはえらい違いだ。。。


さて、そんな中臨んだ本番前のリハーサルですが、
皆さん5日の演奏の録音を聴いたらしく、
テンポなどしっかり修正をかけていらっしゃる。すばらしい!!
指揮の石井先生からも、いくつかの曲について
「あせらないで」とのご注意が。
・・・5日に「無我夢中」で演奏してたのは私だけじゃなかったのね(笑)
で、私のアリア2曲もリハしていただいたのですが
「Qui sedes」の前奏で、ソロを吹いてくれるオーボエちゃんが
やはり「5日は突っ走った」と感じていたのか、ちょっと落ち着き気味のテンポで
前奏を作ってきてくれて、
全体リハが終わった後で、二人だけでさくっと練習させてもらって
一緒に動いていこうね、と確認し。

いざ2度目の本番へ。
5日の演奏の集中力、高まり方は本当に感動的ではありましたが、
すべての曲で、5日の演奏よりも、7日の演奏のほうが
音楽的内容が充実しているのを感じました。
集中の初回、充実の2回目、って感じかなぁ。どちらもそれぞれによい味があると思うけれど。
セクション間で、お互いを聴くことに慣れたというのもあるでしょうし
教会という、人が密集しているのに天井が高いために響きが遠くで聞こえるという環境から
ホールの舞台上、という音が聴きやすい環境になって
よりいっそう、演奏者全員が一体となった演奏へと変化できたように思います。
そして件の「Qui sedes」では、
満席のお客様を前にして、緊張感が胸にぐっと迫ったときに
「そうだ、私は一人じゃない、オーボエちゃんと一緒に動いていけるんだ」
と思ったら本当に体のこわばりが解けて
楽しく歌いきることができました。
もちろん、私とオーボエちゃんのデュエットに付き添ってくださった
弦と通低セクションの皆様のご協力のお陰でもありますが
皆様、本当にありがとうございました。

それから、第2部ではソプラノⅠとのデュエット「Et in unum」もあるのですが
これはお友達の高島敦子ちゃんとふたり、とっても楽しくデュエットできました♪
あっちゃんの声はまろやかで柔らかくて、
アンサンブルするのがとっても楽しいのです☆
実は、あっちゃんには急遽メンバーに加わってもらって
すでに入っていたお仕事の合間に、「ロ短調」のリハーサルにも出席してもらったりして
年末年始という時期もあり、とっても忙しく大変だったと思うのですが
やっぱり、あっちゃんと歌えてよかったー☆と思いました。
ありがとう、あっちゃん♪

そして、最後の「Agnus Dei」。
心のどこかに、5日の演奏の、無心だった自分と
今の状況におかれた自分を比べている自分がいました。
でも
今日は今日。と思って。
欲張らず、流されず、最後まで気を抜かず・・・と思いつつ
何度も繰り返される歌詞をかみ締めて、歌えたと思います。

歌ったそばから満足できずに
もっとこうできたんじゃないか?って、もっともっと、って欲がでちゃって
結局、なかなか「やりきった!完璧!」とは思えない
それが演奏家なのかもしれません。
(と同時に、歌うこと自体が楽しくて、幸せだから、もっと上を目指したくなる。
だから演奏家やってるんですよね。)

「Agnus Dei」では
弦の皆さんの、私の声を聴いてくれてるのを感じられる、優しい音色と、
通低の皆様の、私の息遣いを全身で感じ取ろうとしてくれている
合いの手(←失礼?)とに包まれて
本当に、幸せに、ひたすらに歌えました。

・・・あ、でもほんとの意味での「反省点」としては、
BCJ仕込み(笑)のはずの合唱に、若干クオリティの低い部分があったということ。。。
うーん、こっちはほんとに完璧を目指したかったです。。。
ほぼ暗譜してる!と思って欲張って楽譜をはずすからいけないんですよね。。。
「本番で自分を過信しない」、かつ「怖気づかずにのびのびと」
まだまだですなぁ。



初めての「ロ短調」ソリストが、この演奏会で、本当によかったです。
石井先生ご夫妻、オルガンの佐藤先生、ソリストの皆様、
準備から片付けから打ち上げから、演奏だけでなく何から何まで頑張ってくれた学生の皆様
(早々に失礼してしまいましたが、打ち上げ楽しそうでした。。。
学部のときの「芸祭」を思い出しました。。。
私も、こういうイベントのときはいつも自宅へ帰るのをさっさと諦めて
盛り上がってたのを思い出しました。。。)

本当にありがとうございました!!


この演奏会では、懐かしい再会もありました。
私がかつて合唱団員としてお世話になり、バッハやヘンデルなどの宗教曲のお勉強をさせていただいた
カンタータ・ムジカ・Tokyoでご一緒していたご夫妻
(ご主人様がテナー、奥様がチェンバリスト)がいらっしゃるのですが
なんと、今回の慶應の学生さんオケの、コンマスくんが、そのお二人のご子息だったという
音楽やってるとわりとよくある「世間は狭い」というやつで。
「ロ短調」のコンマス(ヴァイオリンⅠ)は、オケのリーダーというだけでなく
かの名曲「Laudamus te」の美しく難しいソロを務めなくてはならないという重責もあるのですが
コンマスくん、ほんとうにものすっごく上手で!!
初めて練習にお邪魔して聴かせていただいたときからびっくりしていたのですが
それがまさか、昔お世話になった方々の息子さんだなんて。
そのご縁で、演奏会には懐かしい方々が何人もいらしてくださいました。
少しは成長・・・した姿を見て(聴いて)いただけたかしらん。
うれしかったです。

また、7月に「マタイ受難曲」でお世話になる東京バロック・スコラーズの方々にもいらしていただきましたし
お友達も何人か足を運んでくれました。
本当にありがとうございました!!


それにしても。
慶應の学生さんたちが、音楽に取り組む姿を見て、思ったこと。
彼らは、音大生ではありませんが
オケにしても合唱にしても、しっかりと演奏してくれる。
特に、楽器などは急に演奏できるようになるものでもないので
彼らのご家庭や、今まで過ごしてきた学校生活の中で、
音楽と触れ合う環境があった、ということでしょう。
本当に、素晴らしいこと。
彼らは大学2年生が多かったようですが
どうか今後、大学を卒業して社会人になっても
音楽を、人生の一部分として
ずっと、細くてもいいから、長く関わっていってほしいです。
そして、できれば自分より年下のひとや、将来生まれるであろうお子さんにも
音楽と付き合ってきてよかったことを、伝えていってほしいです。

自分の専門分野以外のことに、どれだけ興味・関心をもてるか、
時間と労力を投じることができるか。
「趣味」というひと言ではあまり括りたくないけれど
大人ひとりひとりが、そういうことをも大事にしていくことが
社会全体を豊かにしていくんじゃないかなぁ、なんて
思ったりしたのでした。


2012年、いいスタートを切れた・・・と、思います!!
まだ、「ロ短調」の余韻に浸りたいところですが、
さっそく、頭を切り替えて、次のこと。
東京音大での伴奏科修士演奏のホールリハーサルに向けて
今度は、コルンゴルトのロマン派リートへ、シフトチェンジ。
バッハも大好きですが、濃厚ロマン派リートも大好物です♪

あんぷあんぷ。。。。
あっぷあっぷ。。。?

by takahashi_chiharu | 2012-01-08 22:50 | 演奏会記 | Comments(2)

Commented by 藤本桂太(合唱) at 2012-01-09 00:14 x
高橋さん,ソロ&合唱お疲れ様でした!
一緒に歌えて嬉しかったです.

私の母は,高橋さんが凄く楽しそうに歌っていらっしゃったと絶賛していました.
私も,高橋さんは本当に音楽がお好きなのだろうと,嬉しくなりました.高橋さんの姿勢を見習って,今後も歌を続けたいと思います.

またご一緒できるといいですね!
Commented by takahashi_chiharu at 2012-01-09 10:44
>藤本桂太様
コメントありがとうございます!
こちらこそ、みなさんとご一緒できて楽しかったです。
本当におつかれさまでした。

お母様からのご感想、恐れ入ります。
心から楽しかったですねー。
合唱曲を歌っている時、後ろからみなさんの声が聞こえて心強くもありました。

ぜひ、これからも歌ってくださいね。
まだまだ素敵な曲がたくさんありますから♪

また、みなさんとお会いできますように。
先生方やメンバーのみなさんにどうぞよろしくお伝えください!