ミルフィーユな日々

今月はただでさえ、リサイタルを2回!というビッグプロジェクトを抱えつつ
他のこともいろいろと・・・

まず、日曜日にvox humanaでの本番。
湯浅譲二先生の個展に出演しました。

月曜日は、東京音大の伴奏科の学生さんと、学内演奏会。
・・・このお話をいただいたのが先月で
平日の夕方だし・・・と思って
特に「演奏会のお知らせ」には載せませんでした。ごめんなさい。

今年度も、伴奏科の修了演奏会の助演をさせていただくことになっています。
今回のお題は、コルンゴルトという作曲家の「素朴な歌 Einfache Lieder Op.9」。
コルンゴルトは20世紀初頭にウィーンに生まれた作曲家で、
幼いころから「モーツァルトの再来」と言われたほどの才能を発揮した人でしたが
ユダヤ人の家系であったことから、アメリカに亡命し
初期ハリウッド映画の映画音楽なども手がけている人です。
交響曲、室内楽などの作品がありますが、
歌曲もとっても素敵な作品を書いています。
今回歌う「素朴な歌」は全6曲からなる歌曲集ですが、10代の時の作品。
月曜日の演奏会では、6曲中3曲を歌いました。

ここのところ、リサイタルのことで手一杯でしたし
修了演奏会は来年の1月なので、徐々に曲とお近づきになれたら・・・
また、伴奏科の学生さんとも、ぼちぼち親睦を深めていけたら・・・
なんてのんきにかまえていたら、この学内演奏会のお話をいただき
ここ2~3週間で、一気にエンジンかけた感じでした・・・
準備期間が短い中で迎えた本番ではありましたが、
「お勉強の途中、というのではなく、お客様に聞いていただく歌にする」
ということは、できたように思います。
が、今回の私の立ち位置は
伴奏ピアニストを目指す学生さんの「助演」である、ということを考えると
まだまだ、技術と配慮が足りなかったか・・・とも思います。
ひとつの曲に取り組んでいくと、たいてい
自分の歌の技術面での課題が見えてくるものですが
今回は「課題が見えた」ところで本番を迎えてしまったような・・・
これからは、そこは自分で克服しつつ、
学生さんと二人で、「音楽を作る」という作業を深めていきます。

・・・なーんて、こう書くと堅苦しい感じですが
コルンゴルトの歌曲が好きなので、とても楽しい作業です☆
東京音楽大学での、大学院伴奏科修了演奏会は
来年1月17日(火)のお昼間です。
学生さんたちは、この日に向けて
長い期間をかけてじっくり曲を仕上げてきますので
とっても聴き応えのある演奏会になると思います。
伴奏科を修了する学生さんたちは、たいてい
歌曲作品の伴奏と、室内楽(ヴァイオリンソナタや、ピアノトリオなど)の伴奏と
両方に取り組んでいますので
プログラムも多彩です。
もしお時間ありましたら、ぜひ聴きにいらしてくださいね。

そして今日。
今日から、NHK交響楽団の定期演奏会のお稽古が始まりました。
シャルル・デュトワさん指揮のマーラー「千人の交響曲」の合唱。
「千人の交響曲」という名前はマーラーが付けたのではなく、
後から付けられたものですが
その名前のとおり、オーケストラと合唱(2群の混声合唱、さらに児童合唱)、
ソリストも加えると、出演者は相当な数になる、大規模な作品です。
今回の合唱は総勢240人!

まだ練習は始まったところですが
かなり、歌い甲斐があると見ました・・・!

そして、すごい感動的なんですよー。
12月3日・4日の本番が、今から楽しみ!

マーラーのお稽古はお昼過ぎで終わり、
そのあと池袋へ出て、今度は仙台でのリサイタルに向けての
さとこちゃんとの合わせ。


先日の、吉祥寺でのリサイタルの録音を聴きますと、
まだまだ、いろいろ課題があるなぁ、と。。。
もう一度歌うチャンスがあるんだから、
少しでも、前へ進みたい。

vox humanaからの、
コルンゴルトからの、
マーラーからの、
リサイタルの、振り返り。。。

ひとつずつ積み重なって地層になって、

なんか、音楽のミルフィーユ状態。

ええ、ものすごく幸せなことですが。。。


19日、一歩前に進んだ演奏になるか。
勝負はここからです。


経験値上がる(はず、だよね!の)日々!!
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by takahashi_chiharu | 2011-11-15 23:40 | 演奏会記 | Comments(1)

Commented by desire_san at 2011-11-21 09:30
こんにちは。時々訪問させていただいて、興味深く読ませていただいています。

クラシック音楽が好きですが、実際美しい歌を歌っている方のお話は、音楽を鑑賞するだけの私にとっては、大変刺激になります。
日々の研鑽と努力のの結果を聴衆の前で表現し、感動を与えることは素晴らしいと思います。
そのような方の日々のお話は、音楽を愛する私にも導きになるものを感じます。

ロ短調ミサ曲は好きな曲で生演奏で聴きたい曲です。1月5日(木)と7日(土)の演奏会に出演されるようですので、時間を作れれば、せひ聴きたいとおもつております。

私は先月ビザンチン帝国の都であったトルコのイスタンブールに行き、美しいビザンチン絵画をたくさん鑑賞することができました。
ビザンチン美術には祈りが込められていいて、バッハの音楽に通ずるものを感じました。
ブログにビザンチン美術の魅力などの感想を書いてみました。
よろしかったらご覧になっていてください。

よろしかったらブログに感想などなんでも結構ですので、コメントをいただけると嬉しいです。