第10回中田喜直記念コンクール(追記あり☆)

というのが、
北海道・旭川市にあります大雪クリスタルホール(旭川市音楽堂)
2月13日に開催されまして
私も、参加してきました。

この「中田喜直記念コンクール」は、旭川「雪の降る街を」音楽祭の一環でありまして
出場者全員が課題曲として「雪の降る街を」を歌い、
自由曲として邦人作曲家による歌曲作品を1曲歌います。

私は、せっかく「中田喜直記念」のコンクールに参加するのだから、と
「ゆく春」という中田先生の作品を自由曲に選びました。

そして。
ありがたいことに、

大賞・中田喜直賞(第一位)

をいただきました!!!

うれしいです。
コンクールという場面で、
「音楽することに徹しよう」と念じて歌って、
それを評価していただけたことが。


コンクール前日(土曜日)。
朝から家を出て、飛行機で旭川へ。
旭川では雪祭りが行われていて、
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中心地にある買物公園という大通りには
氷の彫刻コンテストが・・・
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ちなみに夜はこんな感じ☆
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この日は「中田喜直記念コンサート」として
過去にこのコンクールで大賞を受賞した3人の歌い手さんたちが
童謡歌曲集「ほしとたんぽぽ」を歌ってくださいました。
「みんなちがって、みんないい」で有名になった金子みすずさんの詩が
美しい歌となっています。私も大好きな曲たち。
このコンサートに出演した中川遊子さんは私の歌い手仲間でして
彼女の歌を聴くために、朝から旭川へと飛んだのでした。
さすが、過去に大賞をとられただけあって、
3人とも日本語の発語が美しい☆
ホールも木目があたたかい印象で、音も良く響いていい感じ♪
夜に旭川に着く便で東京から来てくれた伴奏者の安藤智子ちゃんと合流し
夜ご飯を食べて、就寝。

コンクール当日。
お昼前までホテルでのんびりして、会場入り。
旭川では昼間でも気温が氷点下。
連日わりとよいお天気だったので寒さもあまり苦にならず。
雪に覆われた道を歩くと
アスファルトの上を歩くのと違って、ブーツがキュッキュッと鳴るんですね。
「雪の降る街を」の歌詞で

雪の降る町を 足音だけが追いかけてゆく

というのがありますが
足音は、カツカツと響くんじゃなくて、静かで
もっと心の中に静かに降りていく感じだなぁ、なんて。

ところどころ、道の雪がガチガチに凍っていて
気をつけないと滑ってしまうのですが

こんなに厚く雪が積もってて
ガチガチに凍ってて。
それでも、この雪が全部溶ける春が
やってくるんだなぁ・・・

緑なす春の日のそよ風

そりゃあ、うれしいだろうなぁ・・・

こんな風に、「雪の降る街を」の世界を
自分の五感で感じることができただけでも
旭川に行った甲斐がありました。

コンクールだからって、特別なことはしないで
頭でっかちにならないで、音楽する心を徹しよう。
声が、とか発音を、とかいう目先のことに囚われないで
でも伝えることに徹しよう。

そう思って、本番の舞台に臨みましたが
・・・反省点はいろいろあって、
やりたかったことの6割、7割に留まってしまうのが本番だと思いますが
気持ちはしっかり持って、
1曲ずつ、演奏会としてお客様に聴いていただくことが
できたように思います。

昔は、気持ちだけで歌をうたってました。
本番では「思いっきり歌おう!」って。
でもそれは自分が気持ちいいだけだったのかもしれない。
それじゃあ足りないよなぁ・・・と
いろいろ考えたりしてみてたら
今度は、頭でっかちで臆病になってしまって。
曲を表現するためにいろいろするんだけど、
最後はやっぱり、「私はこの曲を歌いたい!」という
自分の気持ちを見失っちゃいけない。

こうやって、ひとつひとつ経験を重ねていくことって
本当に貴重ですね。
まだまだまだまだですが・・・
これからもがんばります☆

コンクールのあとは、
安藤さんと、中川さんと、コンクールを聴きにきてくれた主人と、4人で
大雪地ビール館へ。
さらりとした中に甘みのある味わいでした☆
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そして、メインはジンギスカン☆
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他にもいろいろ美味しいものを堪能。
次の日の朝の便で東京へと帰る安藤さん&中川さんには
お付き合いいただき、ありがたや~でした。

翌日(つまり今日)は
旭山動物園へ。
さすがに外をうろうろするのは寒い~。
しかし、平日だというのに大盛況でした。
雪の中の動物たち、なんだかのんびりしてるように見えました。
特急「スーパーカムイ」で札幌に出て、
新千歳空港から羽田へ。
東京に着いてみれば、旭川以上の雪の勢い!
これじゃあ関東地方のほうが、よほど
「雪の降る町」だわ~、なんて思いながら
電車がストップすることもなく、無事に帰宅しました。

いただいたトロフィーが、素敵だったのです。
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賞状とトロフィー。ガラスでできてます。
床に置いてみました。
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これは中田喜直作品の中でいちばん有名と言っても過言ではない
「夏の思い出」に出てくる「水芭蕉」の花をモチーフにしているのだそうです。
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裏側。

良い経験をさせていただきました。
この日のために急遽お休みをいただいた合唱団の皆様、
ひそかに応援してくださっていた皆様、
一緒に音楽してくれたピアノの安藤智子ちゃん、現地の関係者の皆様、
そして、聴きに来てくれた主人に
心から感謝します。
ありがとうございました。


☆追記☆
帰京してから、
審査員の先生方が、参加者一人ひとりに書いてくださった「講評」を
郵送でいただきました。

このコンクールの審査委員長は
中田喜直先生の奥様である中田幸子先生だったのですが
課題曲「雪の降る街を」について
「付点のリズム、テンポ、言葉それぞれ良く
最後のディミヌエンド(だんだん弱くすること)は見事でした。」
と書いてくださいました♪
音が高めで、けっこう難しかったのです・・・よかったぁー。
また、自由曲「ゆく春」については
「音楽構成、情感、声のコントロール、申し分ないです。見事でした」
とのこと・・・☆

また審査員でピアニストの黒川浩先生は
自由曲「ゆく春」について
「表現力、言葉の表情、リズムのイメージ、
どれもステージ用になっていました。好演です!!」
と書いてくださっていました♪♪
さらに
「どんどん歌っていってください、もっともっとどんどん上手になれます。
ステキな歌でした、ありがとう」
って・・・

ありがたすぎます。
こちらこそ、ありがとうございました。
どんどん、歌っていきまーす!!
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by takahashi_chiharu | 2011-02-14 23:26 | 演奏会記 | Comments(7)

Commented by M.S. at 2011-02-15 09:36 x
おめでとうございます!ブログを拝見していると、この数か月良い経験をたくさん積まれているようで、それが活かされるものと確信していました。
Commented by takahashi_chiharu at 2011-02-15 10:17
>M.S.さま
ありがとうございます!
ここにきて、ひとつひとつの経験を生かそう、つなげようという思いが
やっと、表に出てきたんだと思います。
今までも反省はたくさんしてきたつもりでしたが・・・
よくわかってなかったんですね。

これからもがんばります。
ありがとうございました。

Commented by T.I.です(笑) at 2011-02-17 03:32 x
先日はお忙しい中とはつゆ知らず、お手を煩わせてしまい申し訳ありませんでした。我が家の珍獣S.I.も「一等賞だ!」と喜んでおりました。ちはるさんの中で、色々なものが結びついて次のステージへと進化している様子が分かり、仕事は違いますがとても励まされます。
Commented by takahashi_chiharu at 2011-02-17 10:55
>T.I.さま
いえいえ、こちらこそご連絡ありがとうございました!
珍獣Sちゃんもお喜びのご様子、光栄です☆
まだまだ反省点はたくさんあるのですが・・・
今回のことで満足せずに、忘れずに
さらに前へ進んでいけたらと思います。

Tさんのお仕事も、いろんな要素をこつこつと揃えていって
初めて道が見えてきたりすることもあるのでしょうね。
お体に気をつけて、がんばってください!
Commented by mikale at 2011-02-19 22:05
ちはるさん、おめでとうございました!
去年に引き続き今年も2位(金賞)で悔しいMikaleです(苦笑)
ちはるさんとはわずか1点差だったそうで、
悔しさ倍増(^^;

…いやいや、まだまだ日本歌曲が自分のモノになっていないと
感じた私でした。
今後もお互い精進しましょう!!
Commented by takahashi_chiharu at 2011-02-19 23:29
>mikaleさま
ご訪問ありがとうございます!

やはり僅差だったのですね…
みかさんの「鳩笛の歌」、本当に素敵でした。
誠実で、切々としていて。
モニター越しでも、十二分に引き込まれました。
その時点で、
「こりゃあヤバいなぁ…」
って本当に思いました。
聴きにきていたうちの主人も、最後にすごい人がきたー!と思ったそうです。

これからも驕らず精進します。
ぜひ、演奏会などお知らせください!
もっとみかさんのお歌、聴かせてください♪
Commented by みかれ at 2011-02-20 22:41 x
いやいやいや、本当に客席で聴かせて頂ければよかったと
思っています。
何かで博士共演出来たらいいなぁ、なんて思ったりして(^^;
今後とも精進したいと思っています!