みずほ合唱団第5回記念演奏会@第一生命ホール

ヴォイストレーナーとしてうかがっている、みずほ合唱団の演奏会が
第一生命ホールで行なわれました。
曲目は

・小林秀雄:混声合唱組曲「落葉樹」

・17 Popular Classics for Choirs「IN THE MOOD」より
 Over the rainbow 虹の彼方に ほか

・ドヴォジャーク:弦楽のためのセレナードより
(演奏:みずほフィルハーモニー)

・スティーブ・ドブロゴス:MASS ミサ


前回の演奏会から、他の演奏会への出演などを経て
ほぼ2年半の期間をかけて、この日を迎えました。
今日の私のミッションは

合唱団の皆さんに、気持ちよく舞台へ上がっていただくこと。

朝の発声練習は、ゆっくり体をほぐすことから始めて。
GPでは、ホールのあちこちに坐って、皆さんの声の聞こえ方を確認し。

このホール、天井が高く、左右の壁がまーるく婉曲している、
いわゆる「オーバル型」なつくり。
耳障りのよい、豊かな音響が得られます。
このホールの良さを生かした演奏のために、
舞台上で天井の高さを意識して、目線を少し上げて歌ってくださるように
アドヴァイスしました。

本番中は、「目線を上げて」を実践していただきたく
私は、2階席最前列中央にて聴かせていただきました。

小林秀雄さんの「落葉松」。
とても良い演奏でした。
今ではどこかノスタルジックな、しかし不変の佳さを湛えた曲たちを
合唱団の皆さんは、やわらかな大人の声で、初々しく歌ってくださいました。
その初々しさというのは、10代や20代の、ほんとの若者には出せない魅力なのです。
青春時代を過ぎてなお、生き生きと歌い続けてきた皆さんならではの持ち味。

17 Popular Classics for Choirs「IN THE MOOD」では
皆様おなじみのスタンダード・ナンバーをおしゃれなアレンジで、アカペラで歌われました。
アカペラで、英語で、リズムも難しく・・・と
練習段階では皆さんご苦労なさっていました・・・が
本番での、あの輝く笑顔☆ノリ!テンション☆
みんなで楽しんじゃおう!という気持ちが
声もハーモニーも、より良くしてくれていたように思います。

そして、今回のプログラムのメインともいえる
アメリカ出身の作曲家・スティーブ・ドブロゴス(Steve Dobrogosz,1956~)さんの「ミサ」。
合唱・弦楽オーケストラ・ピアノによる作品です。
歌詞はごく一般的なミサ通常文ですが
弦楽とピアノを伴った合唱が美しいメロディを紡ぎながらも、
同時にゴスペルのような情熱的な展開とクセになるリズムを併せ持っていて
とってもカッコイイ曲でした。
作曲されたドブロゴスさんがもともとピアニストであるということもあり
ピアノがこの曲の屋台骨を担っているといっても過言ではありませんでしたが
素晴らしかった!!
ジャズピアノみたいなアレンジも加えてくださって。
ますます、曲のおしゃれ度がアップしてました。

しかし、何と言っても、やはり
言葉の力、歌の力は大きいなと、このミサを聴いて改めて思いました。
ひたすらに、祈るように歌うとき
その思いがホール全体を、聴いていた私たちみんなを包んでくれたとき
ちょっと、涙ぐみました。
その「ひたすらさ」というのは、
遥か昔の、ルネサンス期のミサ曲でも、現代のミサ曲でも
まったく同質のものなんだよね。
「祈る」ということ。

この曲、世界各地で、そして日本でもひそかにブームみたいですよ。
youtubeでもご本人がピアノを弾いている映像がアップされているようです。


演奏会を迎えるに当たって、
私はかれこれ2ヶ月以上前から、練習の様子を見れなかったものですから
仕上がりはどんな感じになったのかな・・・と
今日聴かせていただくのが楽しみでもありました。
・・・私が思った以上に、やわらかく、魅力的になっていましたよ、皆さん☆

・・・まぁ、演奏面での反省点が、ないわけではないのだけれどね☆
向上心を忘れてはいかんよね☆という程度の話ですよ。ええ☆


改めて、みずほの皆さんの底力をまざまざと見せて(聴かせて)いただいた一日でした。
関係者の皆様、いい演奏会をどうもありがとうございました♪♪

写真は、打ち上げでいただいた花束(訳あって2人分mix)。
お花畑~☆
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by takahashi_chiharu | 2010-10-16 21:38 | 演奏会記 | Comments(0)