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シェーンベルク合わせ -リサイタルへの道 その11-

さあっ!
いよいよ、リサイタルまであと1ヶ月ジャストとなりました!
カウントダウンです。

今日は、ピアニストの千葉先生とシェーンベルク「四つの歌曲 作品2」の合わせ。

私はこの曲を題材として論文を書きましたし
何度か演奏に取り組んできましたが

今日初めて思ったこと。
シェーンベルクなんて聞くと、難しそうーとかちょっと変わった感じ?とか思いがちだし
ブラームスと比べても、わりとおしゃれなハーモニーが鳴るし
どうしてそのようなメロディラインなのだ、といいたくなる部分もあるけど、

この「四つの歌曲」は、シェーンベルクは奇を衒って書いてない。
若いシェーンベルクは、彼なりに詩の世界と真正面から向き合ってるんだから

しっかりと、詩の世界を語ればいいんだ。

・・・っていうほど、この曲は現代曲チックでもなんでもありませんよ。念のため。
むしろ、キレイだと思う。
透明感のあるキレイさ。


相変わらず思うこと。
曲が若々しい。瑞々しい。
なんというか、そこはかとなく漂う「あおい」感じとでも言いましょうか、
ぴちぴちした情熱!フレッシュな感性!みたいなものがあるように思います。
色彩感がポップといいますか。

でも、歌う私が幼稚だと、そういう雰囲気は出せないんだよなぁ。

嗚呼。
大人にならねば。
ぶれない軸足を持って、しなやかに語る(歌う、ではないところがポイント)、そんな大人。

この「大人になる」っていうのが
私の目下の課題です。
すべてはここから来る気がする。

同じところをぐるぐる回っているんじゃなくて、
山道を車で登ってくみたいに、
ぐる~ん、ぐる~んと遠回りに見える道を進んでいくと
前よりは、ちょっとは標高があがってる。

そんな状態になっているはず!と信じて
前とは違う課題に取り組めることを喜びつつ
あと1ヶ月、煮詰めていこうと思っています。


・・・聴きたくなってきましたか?だといいんだけど・・・


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by takahashi_chiharu | 2010-05-20 23:43 | リサイタルへの道2010 | Comments(0)