私の味方。
ヴォイストレーナーとして、発声練習をしたり、
合唱曲の中でちょいソロがある方に、歌い方を指導したり。
9月に演奏会が予定されています。
小林秀雄の「落葉松」など。
しっとりとした名曲で、
人生の経験を重ねてきた方々が歌うに相応しい曲だと思います。
夕方からは、ターフェルムジーク鎌倉さんのホールリハーサルに参加。
ホールの客席に、自分の声がどのように聞こえていっているのか・・・
オーケストラとのバランスは?
自分がやりたい表現が届いているか?
などなど、
舞台上で歌いながら同時に判断するのは、とっても難しい。
そんな時に大活躍するのが、iPod nanoちゃんです♪
私のは今いちばん新しいやつ(第5世代?)です☆
普段はいろんな音楽を取り込んで(たいてい、その時練習してる曲。。。)、
移動中などに聞いていますが、
写真のように、iPod本体に専用マイクを差し込んで録音機材としても使っています。
私の代わりに、ホールで聞こえる私の声をしっかり録音して、あとで私に教えてくれる
リハーサル・合わせの際の強い味方。
・・・iPodで録音すると、編集などがやりやすいし、聞くのにも非常に便利なのですが
いかんせん、音質はICレコーダーなどのほうが数倍良いのがたまにキズ。。。
もっと性能のよいマイク、出ないかなぁ・・・
先ほども書いたように、舞台上で歌っているときは客観的に聞くのは難しいので
あとで録音を聞きながら、ゆっくり反省するのです。。。
・・・たいがい、合わせの帰りの電車の中は「ひとり反省会」です。
今日の反省。
・語尾の子音をもう少し言う。
・高い音に上がるときに音程に気をつける。
・思い切って音量を落とすところでは静けさを感じられるように歌う。
・大きなフレーズで、レガートに作る。
・立ち位置はコンマスより奥。
・・・ホールによって、声が効果的に響く立ち位置というのがあります。
今回のホールはコンサートマスターさん(第1バイオリンの、
指揮者のすぐ隣で弾いてる人)よりも奥まったところに立つのがいいみたい。
・私の声はたまに出てくる高い音に響きのポイントが来てしまう。
効果的に使うにはどうしたらいいかもう少し工夫する。
実は、バッハのアリアは
私の声がよく響く音域よりも、低い音が出てくることが多いのです。
低めの音も、もちろん歌えますが、
高めの音の響きが「キラキラ☆」なのに対し、低めの音は「つやつや☆」という感じで
(よく言えば、ですよ・・・自分でこんなこと書くと恥ずかしいですが。。。)
ちょっと、キャラクターが変わるのです。
・・・うーん。ほんとは、あまりよくないことなのかな・・・?
でも、「メゾソプラノ」・・・イタリア語で「半分ソプラノ」ですから。。。
そんな私の声でバッハのアリアを歌うと、
メロディの中にたまに出てくる高めの音ばかりが耳に残る、
という結果になりかねないのです。
その、よく響く高めの音を表現として効果的に使うことはできると思うので、
要研究、ですね。
ふぅ~。
楽器の皆様やオルガンとのバランスは悪くない、と思いました。
あとは…
合唱曲を楽に歌えるようにしておくこと!
ターフェルさんでは合唱もソロも通して歌うので、
合唱曲であたふたしてると、いざアリアを歌うときに疲れちゃう。。。
本番まであと2週間、
いろんな部分を調整していきたいと思います!
by takahashi_chiharu | 2010-04-11 01:04 | リハーサル日記 | Comments(0)